冬至の日には何を食べますか?
イランでは、スイカは欠かせません。
このところの気温は、カスピ海沿岸では最低気温がマイナス10度以下になり、テヘランではもう雪も降りました。しかし、ペルシャ湾岸地方だけは初夏のようで、最高気温が30度近くまで上がります。そんな南の地方からのスイカが、冬至近くになるとイラン全国の八百屋で見られるようになります。
私の住んでいるシラーズも、最低気温がマイナスになることもあり、寒い時期になぜスイカ?と聞いてみました。
•丸くて真ん中が赤いので地球をあらわしている
•冬至までは”寒”ということで、からだを冷やすスイカを食べて明日からの
”暖”にそなえる
う~ん、なるほど?
当日は、家族・親族が集まってとてもにぎやかです。スイカはもちろん、イラン特産のピスタチオやアーモンドなどのナッツ類、ケーキ類、紅茶などが用意されます。
イラン人のとても敬愛する詩人、ハーフェズの詩集を開けてみんなで詩を朗読したり、年寄りは昔話を、若い人たちはジョークを披露したりと、夜12時まで楽しく過ごします。
今年もあと10日あまり。来年こそはよい年でありますように。