湿気の多い街です

ここに留学していた人が言うには、一階と二階とでは家賃が違う。
当然、一階は安い。理由はもの凄い湿気。

実際、8月のヴェネチアと聞けば、まず”行かない”、または
”避けよう”ということが頭をよぎります。湿度、暑さ、人の多さ、
あの運河から立ちこめる異様な臭い・・・。店も閉まっているし。

ということで、期待を裏切るような書き方ですが、私には現実の
世界だと思います。

良く書くのですが、日本や東南アジアのような暑く湿度の高い国は、
そもそもかの吉田兼好が言ったように、過酷な条件に対応するように
できています。一方、冬が寒い欧州は、冬の寒さに対応するようにできて
います。その結果、夏に暑いと最悪。2003年でしたっけ？猛暑が欧州を
襲いましたが、イタリア以北では、そもそも冷房がない。扇風機すら
持たない。空調完備の高級ホテルはまだ良かったが、ないホテルは
狭い窓を開けてなんとか住民が生き延びていました。商店はレンタルの
扇風機で生ぬるい風を送り、白熱球または蝋燭での照明のレストランは、、、
暑～い。

海に面しているので、比熱は高い。要するに、温度が下がらない。
夜明けまで寝苦しいと思います。