外務省渡航情報 7月7日付で、外務省渡航情報が出ました。 新疆ウイグル自治区:「渡航の延期をお勧めします。」(引き上げ) です。 2.地域情勢 (1)新疆ウイグル自治区 :「渡航の延期をお勧めします。」 新疆ウイグル自治区では、2008年8月4日にカシュガルにおいて武装警察襲撃 事件が発生し、32人が死傷しました。また、同年8月10日には、同自治区のクチ ャで何者かが公安機関等に爆発物を投げ込み、パトカー2台が爆破され、公安関 係者が負傷する事件も発生しました。 2009年7月5日夜、同自治区の区都ウルムチ市で暴動が発生し、暴徒による車 両の焼き討ちや武装警察隊との衝突があり、同7日朝の中国国営新華社通信の報 道によれば156人が死亡、1,080人が負傷し、暴動に加わった者1,434名が治安当 局者に拘束されたとのことです。また、同7日にウルムチ市内で再びデモ等が発 生する動きがあるとの情報もあります。 また、同6日からは、カシュガル、アクス、イリ等でもデモが発生していると の情報もあります。現在、これらの地域において大きな混乱が生じているとの 情報には接していませんが、事態が今後どのように推移するか、情勢は予断を 許しません。 なお、アフガニスタンとの国境付近では、アフガニスタン国内の不安定な治 安情勢が、同国と隣接する地域に影響を及ぼす可能性があります。(アフガニ スタンについては、別途「危険情報」が発出されています。) つきましては、同自治区の危険情報を 「十分注意してください。」(アフ ガニスタンとの国境付近については「渡航の是非を検討してください。」)か ら「渡航の延期をお勧めします。」に引き上げることとします。同自治区に渡 航・滞在を予定されている方は、どのような目的であれ渡航を延期されること をお勧めします。やむを得ず渡航・滞在される場合には、最新情報の入手に努 めるとともに、十分な安全対策を講じてください。 中国国内で、最高の危険レベルです。他は、 チベット自治区:「渡航の是非を検討してください。」(継続) 四川省:「十分注意してください。」(継続) です。