角川書店の新書ですが、普通、この手の本は鉄道はの未来はバラ色・・・とまでは言わずとも、比較的楽観的に書かれることが多いのに、この本は中立・・よりは悲観的、というか、少し異色の本です。
新幹線、リニアにしても、東海道新幹線の大規模改修時期が迫っていることは認めつつも、LCCの台頭により、リニアは無用の長物になるだろう(とは明言していませんが)とか、通勤電車の混雑率は採算の問題からある一定以上に解消することは絶対なく、それを解消するには通勤定期割引率を大幅に下げることだ。とか。・・・・
私は路面電車街に住んでいた経験から、路面電車はどっちかと言うと反対派なんですが、LRTも含めた「路面電車」が今後広がることはないだろう。とか、日本もそのうちに「治安が悪いために乗れない路線」というのが出てくるだろう。というのもなかなか怖い話です。
で、筋ばかり紹介しても仕方ないので、とりあえず立読みを・・・お勧め。です。