スイスの登山電車と普通の鉄道路線・・

きりたんさん

この区別は私にもサッパリ分りません。

ご承知のようにスイスは山国でその上細かな連邦国家、つまり州(カントン)がそれぞれかなりの権利を持っているようです。 しかも歴史的に見てあちこちの州もその成立時の状況でまたまた2つか3っつぐらいでわかれます。 明治政府成立当時の日本の旧藩と県の関係のようなものらしいのです。

しかもその後の時代時代であちこちに鉄道が走り、それぞれがごく平野部の一部を除いては私鉄だったようです。(いえいまだに私鉄が多いのです)。 観光政策がすすんでスイス国内の鉄道各社の合併・連携が進んでかなり企業数は減りましたが、今も減っていますが、そのためにヨーロッパの国鉄連合とは必ずしも歩調がそろわずというところです。

10年ほど前までは今ほどスイストラベルシステム(スイスパス類の組織)は充実しておらず、外国観光客はユーレイルパスにスイス各地のRegional Pass と言うのを購入していました。この場合はどちらかと言えばユーレールパスが主で 各地の鉄道網は従だった?といえなくもありません。

しかし最近は観光客の旅行期間が短期になり1国単位の滞在が主になるにつれスイス国内の交通を網羅したスイスパス類のほうが有利かつ便利になってきました。

しかも その中でスイスパスには参加するがユーレールには?とそっぽを向いた国粋?型鉄道も少なく有りません。 その代表がツエルマット周辺のマッターホルン・ゴッタルド鉄道とインタラーケンから先のユングフラウ鉄道です。・・この両者は登山鉄道といっていいのかどうかは分らないのですが・・。

普通は 登山鉄道と言うと少なくとも通常の他社路線が乗り入れない鉄道・・といえるとは思うのですが。

氷河急行路線でいうと、私の思い違いかもしれませんがたしか20年ほど前はレーティッシュ鉄道(サンモリッツ方面を担当する氷河急行の半分を分担する鉄道会社)はユーレールパスでは乗れなかった・・。当時はディセンティス/アンデルマット、アンデルマット/ブリーグ、ブリーグ/フィスプ、フィスプ/ツエルマットに別れていたはずです。 もちろん乗換え無しで乗れていましたが・・。でこの頃はブリーグまではユーレールパスで乗れていたはずです。 

一昨年ディセンティス/ツエルマットが2つの州政府と連邦政府(確か?)の肝いりで合併強化された時点でユーレールパスでは 全域乗れなくなっています。 そしていつの間にかその先のレーティッシュ鉄道はOKになっています。

かなり不確かなお話でスミマセンが こんな具合で 登山電車だからダメで普通路線がいい・・とはもともとの区別が判然としないのでいえないのです。 つまりケースバイケースです。 いえるのは皆さんの乗りたがる路線は時としてユーレールはダメと言い出すとでも言いましょうか・・。

もう1つの区別は 観光地へのどん詰まり路線・・つまり<通り抜けられない路線>なのかもしれません。

うーん ますます云っていることに自信がなくなりましたが 感じはお分かりいただけましたでしょうか。

運賃が高いからヤメタほうが良いというのもずいぶん乱暴なアドバイスな気もします。

そういえば www.zermatt.ch での写真ご覧になりましたか。 それと サンライズの写真も。

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1件のコメント

  • 定義は特にないのですね

    こんにちは、レスありがとうございます^^


    登山列車と普通の列車の違いなど、詳しく教えてくださってどうもありがとうございました。
    はっきりとした区分のようなものは特にないのですね。
    氷河急行やベルニナ急行のような観光で人気のあるような線が登山列車なのかなと思っていました。
    丁寧なご説明のおかげでなんとなく分かったような気がします(笑)

    ユーレイルがOKな線とそうでない線も今と昔では少々違うようで・・
    なかなか把握が難しいのですね><;

    確かに、運賃だけでルートうを決めてしまうのは勿体ない気もしますね。
    高いという事はその分見る・行く価値がある可能性が高いということですから。
    う~ん。スイス、奥が深い国・・・(笑)
    スイス1国だけを1週間から10日くらいかけて回るのもいつかやってみたくなりました。

    教えていただいたサイト、じっくりと見てみたいと思います!
    わざわざ素敵な情報どうもありがとうございました♪

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