ヴェンゲンもいいですよ!

個人的には、スイスはあくせくあちこち回るより、拠点は数か所だけにしてゆっくり回るのがよいと思います。特に複数人での旅の場合には。
日数が限られる中で、目的地を絞るもったいなさと、1か所での滞在時間を短くするもったいなさ、どちらを取るかです。人それぞれでしょうが、私は後者を採ります。
つい先日スイスから帰国したばかりですが、ルツェルン二泊、ヴェンゲン三泊という予定で、疲れもなく気持ちよく旅できました。

せっかくなので、あれもこれもと盛り込みたくなりますし(私自身、マッターホルンは見たかった...という気持ちがある)、絞るのは難しいのですが、スイスは特に天候がモノを言います。
グリンデルワルドに1泊だけしてユングフラウヨッホに登ったが、一日雲に覆われていた、というのでははっきりいって行く意味は皆無と言ってもいいです。
それに、ユングフラウをはじめとするアルプスの山々を眺めて過ごすのは1日2日ではもったいなすぎます。
街中の名所とは違うので、4日・5日とゆっくりしてこそ価値があると私は思います。ツェルマットなどでもこれは同じでしょう。

そんな私の意見から、提案するプランは・・・

(1)ミラノ~ベルニナ急行~サンモリッツ(2泊)~氷河急行~ツェルマット(3~4泊)~ミラノ
(2)ミラノ~ルツェルン(2泊)~ヴェンゲンorグリンデルワルド(3~4泊)~ミラノ
です。
雨が降ってしまっても、ヴェンゲンやグリンデルワルドならベルンへの日帰り旅行も可能です(2時間強かかりますが・・・)。

なお、ヴェンゲンはグリンデルワルドとは山を隔てて反対側にある小さな村です。グリンデルワルドに比べるとはるかに規模は小さいですが、谷を見下ろしつつユングフラウが眺められる景色は絶品ですし、ミューレン・ユングフラウヨッホ・インターラーケン・メンリッヒェン等への距離もグリンデルワルドより近く、静かに過ごしたい方にはお勧めです。

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1件のコメント

  • 09/06/28 18:47

    ぼうふらおじさんにお聞きします

    私はスイスは6月ころと2006年の10月に10日間国中を動き回りました。
    そのときは最初の日以外はよく晴れて有名な山々もきれいでした。

    日本では10月から11月に近づく程太平洋側は晴れる日が多くなりますが、スイスも晩秋は夏よりも天気が続くのでしょうか。
    何度も写真で紹介している様ににいつも晴れた天気で下手な写真もきれいでした。

    私は寒い気候が好きなせいか海外旅行の時はあまり雨や雪にたたられた事はほとんどありません。

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    そうはいいましても私なりのお返事ですが・・

    EAVO先輩殿

    あくまで私の経験の範囲内でのおへっじですが・・。

    スイスの晩秋と言うのは10月後半から11月初旬、いえもう少し前かもしれません。 日本の北部と同じように冬の雨季?いえ雪シーズンに向かっての天候の変わり目です。

    乾季と雨季の境目ですが ある意味では北海性気候の転換期なのでしょうか 不思議と天候が安定する1週間か10日があるようです。 かっての山屋さんがご存知の日本での雨季の終り、7月中旬のピーカンの1週間(滅多に遭遇はしませんが・・)と同じような時期がスイスの短い秋の終わりにあるようです・

    山村では山の上の放牧地から牛を我家に下ろす作業時期ですし、高嶺には時雨が新雪になって朝霧が晴れた遅い昼前の日射しに淡淡と消えてしまう時期です。

    家の壁の蔦が赤く染まり、片付けられる夏の間咲き誇ったぜラニウムの花が残りの季節を彩る時期です。

    ただし夏と違って長続きしません。夏のお天気周期はほぼ1週間、晴天が主で夕立が間を埋めますが、秋は晴天は長くて10日、しかも朝は10時ごろまで朝霧のなかです。 

    お返事になっていましたでしょうか。