Re: ザグレブ~リュブリャナ~コぺル~ピラン~トリエステ

<続き>

8月25日、土曜日。
6時起床。7時にホテルで朝食、8時30分チェックアウト。8時45分にタクシで列車駅に到着。IC503リュブリャナ9時30分発コペル行きまでに時間があるので駅のホーム外にある喫茶でコーヒを飲んだ。
リュブリャナからコペルはなだらかな丘のような所を走るが時折、渓谷も走る。コペルに近づくとアドリア海の雰囲気が漂ってくるかのように葡萄畑や真青な空が現れる。そして、週末だけなのか道路は車で大渋滞であった。

列車は定刻より5分遅く11時55分に終着駅コペルに着いた。
早速、明日のItaly Triesteイタリアトリエステ行きのバス時間を確認するためインフォメーションへ行った。すると、日曜日はバスの運休だと言う。ヘーエこの国は進んでいるなと思った。今日のバス時間にしても待たないといけない様だったのでタクシと交渉して3,000Sit=¥1,600でポルトロッシェにあるGrand Hotel Emonaホテルへ向った。

12時20分にBernardin Grand Hotel Emonaホテルに到着。このホテルは最上階(11階)がレセプション、10階がレストラン温水プール、9階から下が部屋であった。
私達の部屋は9階であったので部屋としては最上階であった。部屋のバルコニーからの眺望は抜群に良い高級ホテルである。 

荷物を部屋に置き早速ピラン観光に向った。タクシが無かったので歩いて一般道まで出て行ったがここでもタクシが無い。仕方なくバスでピランへ行った。
ここからバス駅にして僅か3箇所目がピランであった。バスの停留所前は楕円広場が広がり、市庁舎がその中心であった。 そのすぐ傍に有ったレストランで遅い昼食を取ったが、ここのスパゲティの味は抜群に良かった。(2人分、2,220Sit=¥1,180)

昼食後、ピランの旧市街を巡ったが、海側の大きな石がある上で身体を焼いているもの、僅かに隙間がある所から海へ飛び込んでいく者等、私達では考えられない場所で水泳をしていたのには驚いた。それも年寄りから若者まで非常に多くの人が泳いでいた。何故か?泳ぐ場所が他に無いから?値段が安いから?

ピランの先端に砦があってここを周って更に進むと同じように泳いでいる人が多くいた。やがて行き止まりとなるので少し引き返して旧市街内を通って帰った。ここの旧市街もクロアチアのトロギールに似たような佇まいであった。元の楕円形の広場に帰って来た時小高い丘の上のお城に上がれないものか道を探したが分らなかったのでピラン随一の大聖堂へ上った。ここから市内は一望出来、ピランの町のごみごみした状態が良く分った。大聖堂は壁、天井にはがれがあり直ぐにでも補修が必要な状態であった。

ピランにタクシ会社があると書いていたが本日の結婚式で使われているのか1台だけ目にしたが運転手はいなかった。ピランからの帰りもバスに乗って、ホテル近くで降りた。
ホテルに帰ってしばらく休息してから、ホテルの周りを散策した。ホテルの前面に僅かな砂浜があってここでも多くの人が泳いでいたがピランよりははるかに安全であった。
ホテルの敷地内?に15世紀建造のベルナルディンタワーがあったが中に入れないので観光客も無関心で寄りつく人もいなかった。そして、この近くに別のホテルが数軒あり、色々な層の人が楽しめるようになっている。

夕食とお土産を買うためにポルトロッシェのセントロまでタクシで行った。夕方になると日本と違ってホテルの客もホテルから出て町で楽しむのが通例のようである。この事はホテルの狭い空間では満足できず街に繰り出し、これによって街全体が活気づくのである。
いつもなら旅行に出ると蟹、海老を一番に食べるが今回まだ食べていなかったので海老を注文したがこの辺りの海老は手長海老であまり実が無い。しかし、メスの卵を持った海老は美味しかった。

帰りのタクシはメータを下ろさないので文句を言ったら値段は決っていると言って700Sit=¥380(往より100Sit高かった。)。
<続く>

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