みなさんこんばんは
どうも僕は話があちこち飛んでしまう悪い癖があるので、他人様のトピックで雑談が伸びても失礼かと思い、自分でトピックを立ち上げました(汗)
アメリカで暮して早25年・・・・。
でも、アメリカへ来て感じた最初の(カルチャー)ショックのいくつかはまだ心に残っています。
人それぞれ、観光だったり留学だったり出張だったり新婚旅行だったり会社の研修旅行だったりの渡米経験で、「ありゃ?」とか「え~っ、なんでぇ?」というような、驚きと言うか一種のショックを感じた場面ってあると思うんです。
「売店でストロベリー・アイスを頼んだのに、これどう見てもバナナ・アイスなんです・・・俺、発音悪いんですかねぇ?・・・・」としょぼくれてた部下が居ました(笑)
機内食で、「チキン or ビーフ?」と尋ねられて、「カウ」と答えてユナイテッドのオバチャンに大爆笑された奴も居ました。
おばちゃんの笑い声はそこら一体に響き渡っていたので、後から「お前、なんて言ったの?」「いやぁ・・・・だって牛でしょ・・・・?」
レストランで勝手にさっさと歩いて空いてる窓際の席に鎮座したらウエイトレスさんに叱られたとか、タイムススクエアで1枚90セントと書かれている絵葉書を3枚買ったら$30取られたとか、30代後半なのにスーパーでビールを買ったら身分証明書を確認されたとか、笑える話笑えない話、今なら笑えるけど当時は真っ青だった話・・・通じると信じていた単語が全く通じなかったとか、日本での常識がアメリカでは非常識で赤恥かいてしまったとか、カルチャーショックでも怒りのショックでも赤っ恥のショックでも、電気ショックでも、体験談お聞かせ頂けると幸いです。
まずは僕から・・・
渡米間もない頃、道ばたの簡易窓口のサンドイッチ屋さんでの事です。
ランチを食べようと、窓口に並んで自分の番が来たので、メニューにある「ハム・卵サンド(だったかな?)」を注文したんです。
「よし、上手く注文できた・・・」と、お金を払おうとしたら、おばちゃんに「パンの種類は?」
慌てて窓の上に貼ってあるメニューを眺め回して「それってどこに書いてあるの?」
後で知ったんですが、そんな事はどこにも書いてないんです。
おばちゃんが早口で「白パン、大麦パン、甘パン、酸っぱいパン・・・・」とまくし立てます。突然の事で判ったのは白パンだけ(笑)
「White」と言ってお金を払おうとしたら「レタスは?」
「はい、入れて下さい・・・」お金を渡して列の横に移動しようとすると
「マヨネーズかける?」
「あ・・・はい、かけて下さい」手には引っ込みがつかない5ドル札を握り締めたまま(笑)
「卵は玉子焼きで良いの?目玉焼き?」
「目玉焼きで・・・・」
僕の後ろには、短いランチタイムを手軽で手っ取り早いサンドイッチで済ませようと並んでいる人の列・・・。
なかなか注文を終了出来ない僕の心の中は「おばちゃん早く金払わせてよぉ・・・」と居心地の悪い気分で一杯です。
何も判らない子供がお使いに来て戸惑っているような、なんとも言えない情け無い気分でした・・・。
「自分自身が何が欲しいのか、何か好きなのか、何がしたいのかを判っていないとサンドイッチすら買えないこの国では、自分自身を知らなければ生きていけない・・・・。他人任せの万人向け既製品なんて無いんだ(実はあります・・・でもその時はそんな風に感じました)」
僕が感じたアメリカでの最初のショックでした。