ミャンマーではピン札のドルしか使えないのはなぜ？

昨年行きましたが、折り曲げたドル札も普通に使えましたよ

私が昨年旅行したときはピン札は1枚も持って行きませんでした。
全て周辺国（某国）で手に入れた使い古しのドル札です。
使い古しといっても手元に残していたのは比較的綺麗なドル札でしたが、新札（ピン札）と思えるお金はありませんでした。。
しかも私はドル札に関しては全て2つ折りにして貴重品入れに入れるのが旅行スタイルになっているので、一番綺麗なお札でも折り目がついています。

ミャンマーではそのお金でもどの場所でも問題なく使えました。
一番最初に使ったのは空港で到着ビザ申請（30ドル）のときです。
他にもタクシー・宿代・バガンに入国代（10ドル）・出国の時の空港税（10ドル）などドル払いになっている場所全てで問題なく使えました。

ただし一度だけ言われたのはヤンゴンでバスのチケットを買うときに闇両替を持ちかけてきた人だけですね。
持ちかけてきたレートは1ドルあたり990チャット。
100ドル札（折り目あり）を出すとピン札（折り目の無い100ドル札）は無いかといってきました。
もちろん持っていないのでその旨を伝えました。
しかし折り目がついているという理由で、折り目のついた100ドル札のレートはホテルと同じ値段（1ドルあたり980チャット）でした。
ホテルと同じなのでもちろんお断りしましたけど。

その後マーケットで同じ100ドル札（折り目あり）を両替しましたが、ちゃんと両替できました（1ドルあたり1000チャット）。

私の少ない場所での経験からすると、折り目がついていようが問題なく使えるという印象でした。
闇両替に関してだけは相手によっては新札（ピン札）が若干レートがいいのかもしれませんけど。

銀行(政府)がそういう指示を出しているそうです。

破損・汚れ・折り目の無い紙幣で支払って下さいと言う様な内容の看板が、ホテルのレセプションに掲示されていますし、現地の旅行会社に何かを依頼するとやはり同じ様な注意書きのあるメールが届きます。

通常はチャット払いが普通ですので、小額のドル紙幣を大量に準備する必要は、それ程無いと思います。
要は、＄で支払って＄のお釣りをもらう際に、上記の様な紙幣で無い事を確認してから受け取る事が重要です。
それだけ、気を付ければ良いと思います。
又、チャットに両替する場合は、１００＄紙幣とそれ以下の＄紙幣では、レートが異なるので、両替に関しては１００＄紙幣を準備される事をお勧めします。
銀行で両替だとまず問題有りません。
銀行以外の両替で、旅行者が日本円と交換したものをそのまま出す様なところでは、両替をしない方が良いでしょう。

国内線はちょっと判りませんが、ホテル代、レストラン(ドル表示)の支払いはチャットでの支払いも可能です。
但し、ドル表示のものをチャットで支払う場合は、両替のレート以上のチャットを支払わなければならず、ドルで支払った方が良いでしょう。

裏技としては、日本料理店等、仕入れに外国に行く方と親しくなれば、上記の事等気にする事無く、＄紙幣を受け取ってくれる事もあります。

経済制裁

経済制裁が行われているから外貨が得られない→輸入が困難になる→外貨が欲しい→旅行の外国人から巻き上げろ→でもＣＣが使えない→輸入の支払いで撥ねられる古いＵＳＤはいらない→ピン札が必要


旅行者はドルのピン札を大量に用意しなけれならない