09/06/26 19:31

答えはご自分の中にあります

よしきょんさん、そんなにご心配なさらずに。スリ・泥棒は相手を観ます。そして美味しそうな(カモ)を見つけると、狙いを定めて瀟洒なく襲ってきます。従って「私はお金をたくさん持った人よ…」という態度をしなければ良いだけです。
最近は日本も路上の引ったくりが多くなり、我国の「安全神話」は崩れつつありますが、しかし、まだまだ諸外国と比べると安全な国です。従って、別トピでもありましたが「国民が危険に対して鈍感」なのです。でも旅慣れた貴女がいらっしゃれば、ご一緒の方も安心でしょう。

さて、それではどうしたら防げるか。実は絶対に防ぐ方法は無いのです。誠に変な言い方ですが、先ず「スリ・泥棒に取られること」をある程度想定したものの考え方が大切です。従って、貴重品・パスポート・航空券・現金・1枚のカード(安全を考慮して)等は、ホテルの(金庫:セーフティーボックス)に入れて持ち歩かない。仮に手荷物を盗まれても、完全にダメージを受けないような持ち方をします。例えば、何もかも全部盗まれちゃった…を防ぐことが大切です。それこそ帰国出来ません。

1)パスポートはカラーコピーしたものを持つ(お店で免税手続きをする場合は本物が必要です)。
  コピーは身分証明として使用します(カード使用時にたまに提示を求められます)。
2)持参するカードの番号をメモしておく。紛失しても説明出来ない人が結構います。
  また、紛失した際の現地のカード会社の連絡先をメモしておく(支払い停止と代替カード発行)。
3)食事・買い物・美術館のほとんどが(カード)で済むので、大金を持ち歩かない。
4)カード・現金を(まとめて)持たない。女性がバックから大きな財布を出して、支払いを
  する光景を日本では当たり前のように目にしますが、これはイタリアでは「カモ」。
  あのバックを盗みさえすれば、全部が手に入るということを泥棒に見せています。また、
  口の閉まらないバックを持たない(口の開いたバックは、泥棒を引き寄せるエサです)。
5)従って、お財布は、(日常使う小銭用:コイン、€ 5・10・20を数枚)と(現金・カード用)
  に分けて持つ。また、数枚のカードを違うところに分けて持てばより安心です。
  例えば、よく使う1枚はポケットに、2枚目はお財布の中にと。でも、失くさないでね。
6)バックはたすき掛けで持つ。手を通しただけでは簡単にひったくられます(それも子供に)。
7)特に男性はズボンの後ろポケットに財布を入れない。入れたいならポケットにボタンが
  付いていること。また、ナップザックも後ろが見えないので、開けられたり、切られたり
  して盗まれる。ナップザックを持つなら、前に掛けるのがイタリアでは常識です。
8)ジプシーが寄って来たら、その場から立ち去ること。美味しそうな匂いが貴方からするのです。
9)交差点やレストランで「アイスクリーム・ケチャップが服についています」と声をかけられる
  場合があります。実際についているのですが、その声をかけた人が泥棒の場合が多い。
  あたふたと脱いだりしている内に、何かが無くなり、泥棒もいなくなる。
  その場から貴方が逃げるか、仲間を呼んで荷物や貴重品に気をつけてから対処します。
  焦って1人で対処しない。でも、どうしても焦ってしまう…それで盗まれます。
10)最後に暗い夜道、裏街の細い路地には入らないこと。出来るだけ1人では歩かない。
  また、自分たちが何を持参しているのか、どこに持っているのかを時々確認すること。

と、ここまで書くと旅の楽しさが半減されて「怖い顔つき」なってしまいますが、慣れれば何の事はありません。先ずは毅然とした態度であれば、ローマのスリ・泥棒は近寄っては来ません。

答えはご自分の中にあります。

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