追伸 車窓展望ベスト10 最初は氷河、ベルニナ全線を走破されるプランでしたので、せめてゴールデンパスルートだけでも全線乗車をお勧めしたわけです。 ゴールデンパス(黄金の通路)とじゃチューリヒ~ジュネーブ間の大都市を結ぶ最短ルートでなく、景勝の山間地を迂回していく路線です。東京~名古屋を東海道線でなく山岳景勝の中央線経由で行くと思えばわかりやすいかと。 だから東半分だけではゴールデンパスを通ったとはいえないのです。 雄大さでは氷河、ベルニナ両急行に劣りますが、東は左右に湖を眺め、西は緑の美しい村々を縫ってはしり、最後は世界遺産のぶどう畑の中を眼下に巨大なレマン湖が広がり圧巻です。まるで湖に落ち込むように走ります。もち、全線を通じて美しい山並みが見られます。 このパート2区間(ツヴァイジンメン~モントルー)は10年ほど前にトーマスクック編集部が選定した欧州車窓展望ベスト10のひとつです。パート1は含まれていません。 ちなみに他の9つはベルニナ急行全線+氷河急ティラーノ~クール)、ツエルマット~ブリーク~トゥーン(~ベルン)、(コモ~)キャッソー~ルツエルン・チューリヒ、マルティニ~シャモニ、インスブルック~ガルミッシュ・パルテンキルヘン、ニース~カネオ、マインツ~コブレンツ、ベルゲン鉄道、ドンボース~オンダルスネス(ノルウエー)です。 うち半分がスイスかスイスが絡んでいるので、スイス旅行は少なくとも半分は車窓展望を楽しむ旅程にするのが正解かと。 絶対視する必要はないのですが、全部乗ってみての感想はさすが、欧州鉄ちゃんの集まり?クック編集部という印象で、裏切られることはありませんでした。 ベスト10に匹敵するのはガルミッシュ~ロイテ~ケンプテン、バル鉄道(バル~ベオグラード)、プラハ~ドレスデン、コートダジュール~イタリアン・リビエラ(カンヌ~ラ・スペツア)くらいしかないかと。 今回の旅程では2区間(パート2に行った場合ですが)乗車できるかと。 7時間が長いという方は氷河急行には乗れません。パート2は乗り継ぎが何度もあり、座り放しの、直通の氷河急行より楽です。乗車午前がベルン散策というのが理想的ですが。
詳細な情報ありがとうございました さすがマルコポーロ3様は詳細な情報をお持ちでいらっしゃいますね。 とても参考になりました。 今回だけでなく次回からの旅行の参考にもさせて頂きます。 その中で乗った事があるのはベルゲン鉄道だけですが、他にも魅力的な路線がいっぱいありますね。 いろいろ教えて頂きまして本当にありがとうございました。 また分からない事があれば質問させて頂きたいと思いますので、宜しくお願いします。
ゴールデンパスは通路じゃ無くて峠です。 またまたチャチャを入れて済みませんが 皆様が間違っておぼえるといけませんから・・。 10年はさかのぼりませんが、少し前までは ゴールデンパノラマ急行といってモントルー/ツバイジーメンまでのこじんまりした、知る人ぞ知る人気ローカルラインでした。 その頃はツバイジーメンで30分ぐらいの待ち時間があったりして、これまたこの駅周辺は何にも無い静かな村でした。 その後スイスの観光政策見直しであちこちの路線にいろんな名前をつけて売り出した際、氷河急行の本数が増え、依然は昼をはさんで上り下りの1本づつのノンビリさ。 ベルニナ急行も特別車輌なんて有りませんでした。 これは余談です。 その後ゴールデンパノラマ急行を乗換えコミでインタラーケンOSTへつなげて乗客増を計るとともにルッツエルンへ伸ばした際ブルーニック峠を抜けることからレマン湖(ローヌ川・・地中海)からルッツエルン(ライン川・・北海)へつなぐというややこじつけ気味の無理な路線延長をした末に ゴールデンはそのままパス(峠越え・・分水嶺越えと言う意味の)をつけたのが この名前の由来です。 とまあ こんなことです。
いろいろ勉強になります ぼうふらおじいさん様。 歴史までお詳しいので、とても勉強になります。 スイス政府はとても商売上手だなって思いましたが、それを裏切らない景観とフレンドリーなオモテナシがあるからこそ、恐らく世界で1番目の肥えた日本人をも魅了してやまないのでしょうね。 いろいろ教えて頂きとても参考になりました。 ありがとうございました。 また別の質問をさせていただいた際には宜しくお願いします。