Re: トリなのにブタ・・・戦後の焼け跡市場では・・

makoa187 さん マンジンさん

今でこそブロイラー方式で鶏肉が安いのですが、こうなる前・・・ずうっと昔は、鶏肉はけっこう高級肉だったのです。 一般家庭、主に農村部では食肉用の鶏ではなくて鶏卵生産用の鶏の老朽化したものが食肉にまわるシステムでは 安い焼き鳥はかなり歯の丈夫な人でないと味わえない?物でした。

その時代では食肉用の鶏・・今で言えば地鶏、軍鶏などを使った焼き鳥は高級食品でした。

戦後の混乱期であやしげなお酒、カストリ焼酎などのアテに登場したのが 当時はほとんど市場に出回らなかったブタの内臓でした。 これを串にさして<ヤキトリ>として売りました。 ハツ・コブクロなど つまりヤキトリの屋台にこのメニュウが堂々と並んでいたのです。 お客さんだって値段でチャント区別していました。

つまり庶民のヤキトリはついこの間まで<ブタの内臓>だったのです。 この牛版が関西で登場した焼肉です。 きちんとした肉屋さんには並ばない 雑肉・・、精肉としては売れない部位を安く買ってきて売ったのが始まりです。

ですから 私たちの年代?以前では気軽に入る屋台のヤキトリは 鳥であるわけは無かったのです。

とまあ またまた昔話でした。

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1件のコメント

  • 庶民の味

    ぼうふらおじさん、お久しぶりです。

    ぼうふらおじさんのお話と同じようなことが室蘭市役所のサイトに書いてありました。室蘭もブタのヤキトリで有名なとこです。軍が養豚を奨励したようですね。鳥とは鶏ではなく野鳥。おそらく雀とかだったのか。

    http://www.city.muroran.lg.jp/main/org6400/yakitori_rutu.html

    私にとっては”少し遠い昔”、出張で北京に行っていた時に景山公園近くの路上で雀を焼いて売っていました。日本もぼうふらおじさんの”ついこの間”までは雀だったのかも知れません。

    タイなどでもモツ関連は庶民に人気の味です。東松山市の「ヤキトリ」はブタの頭をつかうようです。

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