「賢い生物を殺してはいけない。賢くない生物を殺すのはかまわない。」 「賢い生物を殺してはいけない。賢くない生物を殺すのはかまわない。」 要はこの思想が、過激で頭の賢くない差別主義集団の主張です。 鯨は賢いから、殺してはならないと。 ここには、ナチスの思想への類似性さえ見出せますね。 ナチスもかつて、アーリア民族は賢く優秀で、ユダヤ人は虫けらで、だから殺してもいい、という思想を掲げていました。 鯨は殺してはいけないけれど、アザラシや犬やネコを殺すのは「かまわない」のでしょうか。 オーストラリアと同じく、アングロサクソン民族の多く住むカナダでは、アザラシの赤ちゃんの頭をバットで殴って殺すという、世にも残忍な方法でアザラシを殺害し、それを革製品の材料にあてています。 だいたい、こういう類のヨーロッパの思想や文明なんて、賢いわけがないでしょう。 ヨーロッパなんかが世界を支配してしまったがために、世界の多くの人々が不公正と飢餓のなかで今も苦しんでいることは、いうまでもありません。 鯨問題でみられるこういう思想は、最終的にはただヨーロッパ人たちの優位性を主張することが目的の、ただの理不尽なコジツケにすぎません。