レポート

シンガポールのお金事情その1・・・ez Link、ATM

公開日 : 2011年06月22日
最終更新 :

 いやあ、とにかく銀行が一杯ある。・・・・23区くらいの広さに120行くらいあるそうですが、さすがに本場だけあってへえという銀行がぼちぼち・・・・チューリッヒなんかも角を曲がるとあの有名なプライベートバンクの本物がある。・・・等、感動ものですが、どちらの街も「銀行が名物」とはなぜか言わないですものね。

 夜行で朝早く着いて、まずは移動ということでez Linkカード購入。私は18年前の紙幣・・・例の船のデザインのお札と「1ドル札」しか持ってなかったのですけど、いやな顔一つせずに受け取ってくれました。クレジットカードはだめみたいですね。

 ここでおもしろかったのはチャージのことを「TOP-UP」ということ。確かに「入っているお金の上限を上げる。」と言う意味なんでしょうけど、誰がこんな言葉を考えたのか・・・自動販売機は「add-value」となっているんですけどね。

 使い方で目新しいと思ったのは・・・バスの場合、次のバス停で降りるときに停車前に「かざす画面」が出てくるので、やや事前に支払いすることができること。もうひとつ便利に思ったのはジョホール・バルからSBSTのバスに乗る時は、マレーシア領内なのにそのまま使えて、かつ、「イミグレ一時停止、乗換」をカードが覚えてくれるので、イミグレを出た後にもう一度乗るときに、かざすだけでいいということ。(この書き方では分かんないか・・・)昔、このバスで「国境跨ぎの乗り継ぎチケット」を取りそこなって苦労したので、便利になったものだ。と感心しましたが。

 街中ですか、7-11、チアーズの両コンビニの支払いでez Linkを使っている人をみなかったです。スーパーもフェアプライス、ジャイアント、コールド・ストレージの三つに入りましたが、コールド・ストレージだけez Linkカードで支払い。でも、香港ほどに普及している感じではなかったです。行ったお店が偏っていたのか。

 荷物を置いて、今回の目的の一つであるマネロン(?)口座作成のため、ShentonwayのDBS本店に。30分程度で口座を作ってくれて、ATMカードとネットバンキング用のデバイスをくれて終了。(ちなみに、多少の用意がいる。のと、日本とシンガポール両国の法律を守った口座です。念のため。さすがにDBSが「いけない口座」を作る事はないですが。)

街中ではOCBC銀行がえらく露出していて、ATMも一番多そうです。DBSとUOBが次くらいか・・・ちなみにDBSのATMはよーく見るとそのATMで何ができるか(お金の引出、振込、等)がATM本体に書かれているので、それを見て並んだ方がいいです。

 空港ではアメックスの方が、UOBよりややレート良かったので、こちらで両替。チャンギ空港のATMも多様でT2の到着ターミナルはANZ、OCBC、SBI(SBIと聞いて、すぐに「ステイト・バンク・オブ・インディア」が頭に浮かんだあなたは、頭がかなりインド化しているので、気をつけた方がいいかも。・・・)とあって、私は初めてであるSBIのATMを使ってみました。三井住友のキャッシュカード入れると、なんと「Welcome to SMBC CARDうんぬん」という表示が出ます。こんなつまらんことに力を入れてるATMは初めてですが、そんな情報もカードに持っているんだ。と感心。

 ATMはSAMとAXSだったか、郵便局の複合ATMと数社共同複合ATMがありますが、これは分からないものの、単独銀行ATMであれば、PLUS、CIRRUSに対応しているのでどれでも使えます。私は上記のSBI、街でたまたま見かけたHSBCを使いましたが、何も問題なし。DBSのATMカードも実験のために何回か使いましたが、普通に使えます。また、NETSというデビットカードシステムがあるのですが、これも使っている人を見なかったので実験せず。

 ez LinkもATMカードでチャージできるのですが、これはやってみて問題なく成功。要はあまり外国人向けのATMに関する「いいサービス」はなさそう。ちなみに外資銀行「メイバンク、スタンダードチャータード、HSBC、ANZ、シティバンク、SBI」はatm5というATMの共同利用を行っているので、これらの外資銀行のシンガポールの支店に口座を持っても、ATMにあまり不自由しないです。

 で、肝心な両替は・・・ムスタファセンターもラッキープラザも行ったけど、両替余力(?)がなく、「見学」だけ。今度行った時にレートをまじめにみようかと・・。

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3件のコメント

  • 11/06/22 12:12

    ez-Link card

    高島たいら さんおはようございます。

    レポートありがとうございます。

    ez-Link card ですが,2000年ごろSONYのフェリカの技術で運用を始めて、2009年に今のシステムに切り替わりました。

    ジョホール・バルのランキンバスターミナルへ行くのにJB Expressで行ったのですが、JBのイミグレでJB Exのバスがなくて、SBSTに乗ってバスターミナルまで行きました。

    2003年にも同じことをしたので便利に使ってます。

    ソウルのT-Moneyのほうが町で使っている利用者が多いようです。

    両替はチャイナタウンのPoeplie's Park Complex内の両替屋が一番レートが良かったです。

    おっしゃられたKTMの切符感熱紙ですね、コピーを取っておきました。

    次のレポートをお待ちします。

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  • 11/06/22 09:26

    Re: シンガポールのお金事情その1・・・ez Link、ATM

     興味ある報告をありがとうございました。

    今まで、銀行口座なら香港と考えていましたが、シンガポールも自由ですからね。

    マネロン?(笑)ならともかく、
    MONEYの保管なら、元の方が魅力があると思います。

    元の保管ができるレベルは、香港と同じかな。

    元に関しては、中国本土では預金も事実上自由化されているようです。

    口座を作ってみました。

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  • Top-up は英語なんです

    英語、もちろん、シンガポールでは英国語を指します。
    ですから、シンガポールの建物だとか場所、住所を書く際に「~ Center」と書くと、シンガポールに来て日が浅いなと思われるのかどうかは知りません。(笑)
    「Top-up」は「注ぎ足し」の意味の英語なのでロンドンのオイスター・カードも、top-up と言うらしいです。
    出口は英国同様「Way Out」ですが、特定の出口の案内には「Exit」を使うようです。

    さて、ez-link をコンビニで使う人が少ないのは、もしかするとどうせカードなら、クレジット・カードなどの方が利点があるからではないでしょうか。
    まあ、クレジット・カードというか、銀行カードというか、交通カードというか、1枚で全部に使えたりするんじゃなかったかと思います。日本だと3枚要りますが。

    ez-link とバスですが、これで格段に旅行者にも便利になりました。運賃だとか乗継を考えなくて、タッチすればいいですから。
    しかも、最近バスとMRTを一体化した運賃体系になったので、同じ場所に行くのであれば、バスで行っても、MRTで行っても、途中で両者あるいは違う系統のバスを乗り継いでも基本的に同じ運賃です。街歩きが好きな人は、乗継ができれば、ちょっと買い物や飲み食いができてうれしいです。ただし、45分以内に乗り継ぎましょう。

    ああ、そうそう、「Mustafa Centre」です。^^;)

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