Re: 修復か増築か KOSさんの言われるように、史料に基づく復元か想像に基づく増築かによって遺跡の評価は全く異なると思います。 アナスティローズ方式では、発掘時の図面と石の分析に基づき再現するらしいですが、その際、現存する部分は一旦解体するらしいですね。そして、コンクリートなどを適宜用いて地面を固めてから、復元すると聞いています。支柱などにはときどきコンクリートを用いるらしいですね。このやり方は美しさは損なわれるが、崩壊を防ぐことができるし、一般人が当時を想像するにはとても有効と思います。 アンコールワットのように9世紀から13世紀頃に築造され、崩壊し、20世紀になって推測で復元を開始した遺跡と、水原華城のように18世紀に築造され、朝鮮動乱で消失し、1970年代以後に復元された遺跡とは、建築時の史料の有無という点では大きく異なると思います。
日本もいい加減 岡山県総社市に朝鮮式山城があります。 1500年位前の城です。 先日、山門が「復元」されました。 考古学者は大喜びです。 しかしながら、判明していたのは柱穴だけで、 上屋がどのような形態であったのか、 文献史料など、あるわけがありません。 山門が創作されたと表現すべきでしょうね。
確かに。。。 弥生時代の遺跡例えば大阪の池上曽根遺跡や佐賀の吉野ヶ里遺跡に行きましたが、そこには立派な木造建物が建っています。 遺跡を管理している人に、どの程度復元されたのかと質問すると、柱穴が見つかっただけだと言われました。では何が復元かと重ねて質問すると、柱穴が見つかった場所に地盤をつくり、その地盤の柱穴と同じ位置に建物を建てたから復元だと言っていました。 竪穴住居の復元も日本の遺跡には欠かせないものですが、あれは確か能登遺跡でどこかの大学の先生が創作したものらしいですね。それが今では定番になったと聞きました。