5/28 ワルシャワ->クラコウの移動にて

既に「安全策」のほうでご決断をなさっているようなので、わざわざ付け加える必要はないかも知れませんが、私も「安全策」のご判断のほうが良いと思います。

私は諸先輩方ほどの経験者ではないのですが、現在ヨーロッパを長期個人旅行中で、ポーランドはワルシャワ、クラコウと5/25~31(6泊)滞在しました。

私のとった移動はメイさんご予定のものとは一致しませんが、ポーランド鉄道の直近の様子の一例としてご参考になればと思い、蛇足ながら付け加えさせて頂きます。

私は先日の 2009 5/28 にワルシャワからクラコウへ移動しました(チケットは当日の発車1時間前に中央駅の構内窓口にて購入)。その際 プラットフォームで列車の到着を待っている最中、到着が約20分遅れる、というアナウンスがあり(ポーランド語のみ)、その後なおかつ到着予定プラットフォームが変更になる、と再度ポーランド語のアナウンスが入る、という状況でした。

私は、英語、ロシア語のみでポーランド語は話せません。ロシア語と似てる部分があるため「推測」で聞き取れる場合が時々ある程度です。

私の場合、プラットフォームへ降りるなり、近くにいたビジネスマン風のポーランド人に、「クラコウへ行くのだが、私は正しい場所にいますよね?」と自分の切符を見せながら英語で尋ねたのですが、それが幸いし、直前の変更にも慌てることなく対応できた気がします。

というのも、お察しかと思いますが、そのポーランド人がプラットフォーム変更のアナウンスが入った際も、「今、"変更になる"とアナウンスで喋っているから、列車が到着するのはこっちになる」と最後まで世話してくれたお陰でした。

もし、そのポーランド人の世話がなくても、注意深く神経を働かせていれば 一人でも変更に対応できた可能性もあります。が、振り返っても 圧倒的に安心感が違いました。その上 列車の移動をきっかけに地元の人と触れ合うことにもなりました。旅行中私は、何かきっかけを見つけては、なるべく現地の一般の人に話しかけ、その会話と時間を楽しむようにしているのですが、この時はプラットフォーム変更アナウンス後に、赤ん坊を抱いた銭乞いの女性が慈悲を求めてきました。その際も先のポーランド人ビジネスマンが、「答える必要はない、何も与えなくていい」と私に、と同時にその銭乞いの女性にも言う感じで対応してくれました。

もちろん、この程度の銭乞いには慣れているので これに関しては私一人で何の苦労もなく対処できるのですが、そういう(銭乞いの女性も含めた)現地の人と接するのも、私に限らず旅の思い出の一つではないかと思っています。

無責任にリスクを取るほうを煽って、判断を迷わせるわけではないのですが、あえて「見知らぬ場所で5分の乗り換えにチャレンジ」という、ご自身の旅行中の「個人的小イベント」として設定し挑戦するのも、個人的には選択肢として有りかな、とは思います。ただ、事前に最新情報を確認する労力を惜しむことは出来ませんし、その上 当然ながらチケット代が泡と消えるリスクも覚悟しなければならない話になりますが。

考えようによるのだと思いますが、旅として「自分が楽しめる」のはどちらか、という視点もあっていいかもしれない、と思います。

慌ててしくじる、という経験も旅の経験ならではのもので、それはそれで振り返ったときに楽しいものにもなりますが、気持ちに余裕があるからこそ得られる楽しい経験というのも、失敗談とは別に存在すると思います。 どちらをとるかは、ご本人の嗜好によるところでもあるので、「こっちがいい」と絶対的には言い難いのですが、直前のワルシャワ中央駅の出来事として、ご判断の参考になれば幸いです。

また、個人的印象にすぎませんが、ポーランドは思った以上に英語が通じない、と感じました。一方でロシア語も もっと通じるかと想像していたのですが、それ程でもありませんでした。ロシア語の場合、歴史的感情も存在すると思えるので、外国人がポーランドへ来てロシア語で話しかける、というのを快く感じない人もいるように見受けました。(あくまで個人的印象です)

(おっ、曇っていたウィーンが晴れてきた、街へ繰り出すか!)
長文、失礼しました。

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1件のコメント

  • 後で楽しい失敗談もその時は

    そうですね。
    どちらが自分が楽しめるかですね。
    確かに私も失敗談をいくつか持っていますし、帰ってきてからそれも楽しんだりしていますが、実際その時には大慌て、かなりパニックになっていたと思います。

    私はポーランド語どころかロシア語も全く駄目、英語もかなり怪しげですので、今回は安全策を採ることにします。

    ありがとうございました。

    ただ以前なら、交通機関も宿も行けば何とかなるさ、という感じでどこへでも行けたのに、情報が発達した今、事前に知らないと行動がしにくくなっている自分が少し情けなくなっています。
    まあ、時間がたっぷりあれば今でもそうできるのでしょうが。

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