二日では島もウィーンも無理(勿体ない)でしょう あと一日割けば、エルバ島以外は可能でしょう。 その前に、ミラノと言っても広いので、友人宅から中央駅や空港までの アクセスは大丈夫ですか?市電網や郊外路線も張り巡らされているので 車でしかという可能性は少ないでしょうが、要確認です。 エルバ島を除外するのを先に片付けましょう。 空路はないこともないのですが、定期便はドイツ語圏からだけの ようです(彼らは南の島が好きですね)。Friedrichshafenなどです。 後はチャーター便。海路はPiombino(Piombino Marittima)ですが、 ミラノから5-6時間掛かります。行くだけで半日潰れます。半日で 行けるという考えも成り立つことは成り立つのですが・・ ああ、このあたりの田舎をこなすのにはイタリア語の力が求められます。 英語が堪能ならばなんとかなるのですが、イタリア語ができると、 困難さが激減するでしょう。 次にサルディーニャ。有名処は北部ですが、ここは自家用ヨットで訪れたり するところで、若い女性(ですよね?)が行っても、浮くだけのような気がします。 南部とか西北部は全く違った場所で、極めて素朴。ただし、例えば、 西北部のアルゲーロの空港から街まではタクシーしかなく(数台停まっているか いないか)、しかも20ユーロ程度します。物価も安いし、食事も美味しいので、 ミラノのようなある意味殺伐とした都会で、しかも超高い物価からすれば天国 ですが・・・・いかんせん交通の便が。空港のある南部(州都カリャリから アルゲーロまで、やはり半日移動に掛かります)。車を調達すれば良いので すが、途中ほとんど車に出会わないので、かなり不安になります。 サルディーニャならリナーテから、LIN-CAGはIG,AP,AZと飛んでいます。 念のため、 IG:Meridiana AP:AirOne(ルフトハンザの関連会社で、アリタリア危機のさいに買収に 乗り出した) AZ:ぎりぎりで生き延びたアリタリア LIN-AHOはAPのみ。 それにミラノ近郊の都市ベルガモ(ここを訪ねても面白い)から ライアンエアーでアルゲーロ(AHO)があるはず。 ウィーンは陸路で10時間以上なので、空路にしましょう。 ここもOS(オーストリア航空)、AZ以外に、AB(HG)が就航しています。 ABはAirBerline。 空路はフライト時間は短いのですが、やはり半日は潰れます。 そうすると移動に一日。残り実質一日ではきつい。 例えば何度もウィーンに行っていて、勝手知ったる我が庭みたいな感覚 ならば、一日、場合に依っては半日でも可能です。 例えば、デーメルでケーキを食べるとか、昼間行ってホイリゲ(それほどの ものではないと思っているのですが)を楽しんで翌日帰る、コンサート鑑賞し 翌朝戻るとか。 しかし、初めての街なら、ちょっとしたことで迷うし、無駄も多い。 それを考慮すれば、やはり三日となると思います。 それでも二日で考えると、 一日目の朝空港に向かう。7時45分のOS540で、ウィーン着が9時過ぎ。 10時には市内に入れるでしょうから、市内見学して、昼過ぎにホテル チェックイン。これから、翌日の20時20分発のOS539に乗れば22時前には リナーテに着きます。ですから、二日でもそれなりに堪能できます。 慣れていれば。マルペンサは、友人宅がマルペンサに向かう鉄道路線上に あるとかを除いて、厳しいでしょう。 最後に、「安全」を気にしてのことでしょうか?むしろ都会であるミラノの ほうが危険です。洗練された街なのですが、やはり犯罪に巻き込まれる可能性 はあります。それに比べれば、イタリアの田舎はむしろ安全。確かに待てど暮 らせど列車が来ない、バスは本当に走っているのだろうか?と思わせるときが しばしばあるのですが、それもイタリアと思えば気が楽です。 敢えて島に行かなくても、イタリア半島でも十分楽しめます。北部でも他に、 トリノを中心としたピアモンテ。イタリアのなかのフランスです。少し田舎に 行けば、食材とワインの宝庫。美食ならば、ボロ-ニャーか周辺のパルマなど。 物価の高いミラノが嘘のように。ベネト州もワインを始め有名観光地が控えて います。さらに、トスカーナも忘れてはいけないし。 ということで、交通の便の良いところにしたほうが良いのではないかと思います。 ミラノからベネチアまでが、2時間35分、ボローニャが一時間、フィレンツェが 二時間、トリノが1-1.5時間。