パスホルダー料金についての注意点

 ユーレイルパスをお持ちの方で指定料金を払えば基本的には全席指定制の列車も乗ることができますが、'パスホルダー運賃&座席割り当て数'が

(1)幾分オープンなもの

(2)席数限定なもの

 に分かれています。

 (1)についてはスペインのAVEをはじめとする各優等列車、イタリアの優等列車、EC などです。これらの列車は直前でも「パスホルダー料金」=指定券代のみで購入&乗車することができます。

 (2)についてはフランスのTGV, パリからのブリュッセル、アムステルダム、ケルンなどへのタリス、ユーロスターが該当します。

 (2)の列車は例えば全1000席あったとしても、「パスホルダー料金」としての割り当ては全体の○%に限るケースがあります。
 そのため曜日、時間帯によっては現地に行ってからでは売り切れのことがあり、折角パスを持っていても結果的には「乗車券」が含まれた(=パスを持っている意味がない)チケットを購入せざるを得ません。
 
 これは私の手配経験、実地経験&お客様の経験からです。1度現地から電話がかかってきて「このパス使えない」と言われたのですが?という半クレームだったのですが、その時点での空き状況を見る限りこのパスホルダー運賃体系は満席でした。恐らく駅のスタッフもそういう意味で「使えない」という回答をしたと思えます(その時はアムステルダム-パリのタリスでした)。
 ●その方は正規料金を支払ったようです。

 そんなこともあってフランス絡みのパスを購入に来た方々には念のため「日にち・時間帯が決まっている移動については今指定券を取っておいた方が無難ですよ」と伝えていました。
 確かにTGVのパスホルダー料金は現地では3ユーロで、日本で手配するのとかなりの開きがありますが、それは「安心料と思ってください」と言っていました。
 3ユーロのつもりで切符売り場に行ったら前段のようなことも起こりかねないので。

 実際それで残席1桁代ということもかなりありましたし。
 もし(2)に該当する列車の利用予定であれば気に留めておいて頂ければ幸いです。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 09/05/24 07:25

    Re: パスホルダー料金についての注意点

    情報ありがとうございます。

    TGV、タリス、ユーロスターは要注意という事ですね☆

    1ヶ月全部行程決めてしまうと窮屈なので

    大きな移動は予約しておくようにます。

    ありがとうございました。

    • いいね! 0
    • コメント 0件