オペラ・ガルニエの座席と、チケットの譲渡について

3つの中から、見えやすさの選択

こんにちは

オペラガルニエにはガイド付き見学で入っただけで、オペラを見に行ったわけではないのですが、分かる範囲で推定して書き込みします。

（見学の時、一番前の特等席に座らせて貰ったり、バルコニー席の中に入って舞台を見たりして、それぞれ説明を聞きました。この時、舞台には冬の雪景色の立木などがしつらえてありました。バルコニー席、仏語でlogeとなっている席は、建築当時は、そのボックスを一つ借り切って、社交をするための場所だったそうです。席の後にカーテンが閉められるようになっていて、その後にテーブルがあり、食事が出来るようになっています。食事の椅子の後には、長いすがあって、くつろぐことも出来るようになっています。観劇はそこそこにして、カーテンを閉めて、食事やら歓談等をしたりすることが行われていたそうです。というのも、当時のお金持ちの奥方やお嬢様は外出することが主人から許されない習わしとなっていて、観劇があるときは、劇を見に行くと称して、ボックス席を借り切り、お知り合いと示し合わせて社交をしていたそうです。廊下側からこのボックスに入るドアは、豪華なドアです。）

さて、
Operaのサイトの席のカテゴリの図　
http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/pratique/Reserver/2011_2012/prix_et_plans.php?lang=fr

席番号を表示した図（質問の文で引用されたもの、再掲）
http://www.forum-dansomanie.net/forum/viewtopic.php?t=3860&sid=87761a782095b41bf3cbb908f33e091b

3つのうちの最も見えにくいのはどれか、と言うことですが、、、。

１）1emes loges de cote cour 2,8
これは、舞台から見て左の（バルコニー席、この場合東側）一番前のボックスで、8番ということはその中の並んでいる座席の二列目ですね。この席は、おそらくステージの3分の一から自分の方に近い内部は見えないんじゃないかと思います。
ステージ自体は、かなり広く、奥行きがあるのですが、ステージの前に額縁みたいにカーテンがしてあって、歌手が奥の方にいると中央にいてもこの席からは見えにくいと思います。
Operaのサイトのカテゴリ４（薄い水色、このボックスの2列目）にあたると思います。
近いのは取り柄ではありますし、歌手が額縁のカーテンの付近まで出てくれば、よく見えるでしょう。

２）4emes loges de cote cour 20,2
この位置は、Operaのサイトの図から、5階席の手前から10番目のボックスで、ボックス内の椅子は一番前の手前側の席ですね。
この席は前の列で、カテゴリ４（薄い水色）となっています。

このあたりは、距離も離れているし中央寄りなので左右は見えると思いますが、位置が高いので、上の方から見下ろす感じになり、例の額縁のカーテンでさえぎられ、ステージの奥の方が見えにくいと思います。見学時には、このあたりのボックスに入っていませんが、正面の天井桟敷と言われる立ち見席（loges de face ５の上、仏語でparadisという）に行ってステージを見たところ、額縁のカーテンで奥の方はさえぎられ、ステージの前の方４分の一程度しか見えませんでした。

３）3emes loges de cote jardin 3,3
この席は、ステージから見て右側（建物の西側）の2番目で、座席はボックスの中の前の列でありますが、多少位置が高いので、カテゴリ４（水色）になっていると思います。
位置が高いと、奥の方が見えにくいし、額縁で隠れる手前側の奥も見えにくいと言うことです。


3つを比較してみると、
左右全体を均一に見たければ、２）がその可能性がありますが、見え方はかなり小さくなります。
ボックス席は、元々、作られた目的が観劇を十分するためのものではないので、カテゴリ4の場所は、雰囲気を味わう程度と割り切らないといけないのかな、と思います。


（実際に観劇をした上での感想ではないので、単なる物理的位置関係のみの判断です。実際、その場所で観劇した人の投稿があればいいのですが。）