自己規制の好きな国民性 新型インフルエンザに関する最も多くの情報を持っているのは世界的にはWHOだと思うし 国内では十分ではないが厚労省だと思う。 それらの機関や行政が政治的経済的圧力や思惑にさらされているとはいいながら 渡航や旅行の自粛、行事などの取り止めを勧告したり求めてもいないのに自らすすんで 自己規制に走る姿は個人や組織の勝手とはいえ国民性だなあと思う。 マスコミの過剰報道云々は別にして、検疫や発生後の当局の対応はここまでまず良くやっているのでは ないか。少なくともマスク文化が無いとはいえ拡散と予防に対してそれほど積極的でないらしい 米国などに比べよっぽどましと言える。私は公務員ではないですがもう少し当局を信用しても いいのではないか。 どんどん何処にでも行け、好きなことをしろとは言わないが余りに当局や世間の思惑を 先取りして自己規制したりそうしない人を非難するのは好ましくないと考えます。
自己規制と他人規制 >>渡航や旅行の自粛、行事などの取り止めを勧告したり求めてもいないのに自らすすんで >>自己規制に走る姿は個人や組織の勝手とはいえ国民性だなあと思う。 自分もまったくそう思います。 純粋な「自己規制」で終わるならまだしも 「他人規制」にまで及んでいるのは憂慮すべき点です。 自分がそう思うなら、そのように行動するのは自由でしょうが 「右ならえ」しない人への誹謗・中傷というのはまったく道を踏み誤っています。 結果、「自己判断」ができない、「自己責任」が負えない国民性が出来上がっていきます。 検疫に関しては 科学がまだそこまで進歩していない状況という問題もあると思います。 いくら一生懸命にやってくれる検疫官がいても 今の科学では、未知のウイルスへの感染を即時に見極めるシステムというのはまだできていない。 新型インフルだけでなく、マラリアでも、赤痢でも、 空港の検疫で見つかるのはかえって珍しいケースになっているのはそのためです。 今回の新型インフル感染者のほとんどが 検疫ではなくてその後に発見されたというのも、そのことを示していると思います。 もちろん、検疫官の指示に従っていたからこそ 感染していた高校生は少数と接触しただけで済んだ、といえるかもしれません。 そのことを評価する論調もありますが、 しかし検疫の本来の目的は、指示を与えることではないはずです。 指示を与えるだけだったら、検疫ではなくて紙を渡すだけでもできますし、 検疫自体は感染した高校生たちはパスしてしまっている。 今回は日本で蔓延しているのが弱毒性だからよかったものの 強毒性がきたら大変なことになっていたでしょうね。