これはインドネシアだけの問題ではないと思いますよ

ちょっといろいろ脱線が多かったので話をもとに戻します。

今回少しびっくりしたのは、「それでもバリにいきますか？」という文言ですよね。

つまり、トピ主さんがバリに渡航すべきかどうかということを念頭に
バリにいこうと予定を立てようとしている人に限定しただけのトピックのように見える。

だが実際はこれはバリだけの問題ではないはずです。

インドネシアと同様にまだ感染がないところで
もしそこで感染が広まったら最悪の場合強毒型のウイルスになってしまう地域というのはほかにもあります。

これが１つめのこのトピに対する疑問です。

バリもそうですが、本来は感染拡大防止のための検疫というのは
受け入れ側の国のやるべき仕事だと思います。

日本もやっていたが、結局あまり役に立たなかった、結果としては国内で感染者を出している、
これは「水際作戦」がすでに失敗したことを示しています。

だからこそ日本国内では今の段階では、「水際作戦」よりも「すでに感染した人への対応」にシフトしつつあるといえますが、どちらにせよ、この部分、国民に対して適切な処置をするのは国家の責任です。

自分が帰国したときも、検疫といっても、ただ北米やメキシコに行ったかどうかを記入する紙を提出するだけ。これは、日本国が、北米や中米から帰ってきた旅行者を問題視するがそれ以外は問題視しないという意図があってのことです。

インドネシアへ、日本からくる旅行者が「危険」と考えるかどうか、それはインドネシア政府が考えるべきことであって、日本からいく人が素人目線でとやかく考えたり、ましてやバリ渡航を考えている他の人の行動を非難するというのは、あまりにも行き過ぎではないでしょうか。

これが２つめの疑問です。

バリというのは観光で成り立っています。

観光客がまったく来なかった生活できない人々もたくさんいます。
また、日本人がどんなに渡航自粛しようとしても、日本人よりも圧倒的に多くの白人がいつもバリには遊びにきています。もちろん、今危険といわれているアメリカなどからも。

こういった状況を広く総合して考えると、現段階で、アメリカやメキシコに比べればまだ深刻な状況に陥っていない日本からの旅行者が、旅行者の側から旅行を自粛する必要性は、どうなんでしょう。自分は、少なくともそのような専門的な判断は、インドネシア政府が下してくれると思います。もし本当に「日本人が危ない」ことになれば、それは向こうから門前払いです。素人が先回りして考える問題でもなければ、ほかの人の行動を批判するような類の問題ではないと思います。