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インドの鉄道あれこれ情報②

●遅延しやすい便と、そうでない便がある

実際の体験や、駅のボードを見たりしていて感じたことですが、遅延しやすい便と、そうでない便があるように感じました。遅延を避けるためには、あらかじめそれがどんな便なのか調べておくと賢明かと思います。一般的に言って、(1)始発が近い駅である場合、②停車駅の少ない急行、ほど遅延は起きにくい、といえるかと思います。その列車がどのようなルートできて、どのような駅に停まってくるかということは、事前にインド列車予約サイトで調べられます。たとえばヴァラナシJN駅からガヤー駅まで移動する場合、遅延を心配するのであれば、ムンバイ始発の列車や、細かく停車してくる列車などに乗ることを考えるのは少し危険です。といっても、ヴァラナシから東を目指す場合、ヴァラナシ付近が始発の列車というのはほとんどない。デリー始発の停車駅の少ない急行などは、その意味ではわりと安全です。自分はアグラー近郊のTUNDLA JN駅~VARANASI JN駅までの2382/POORVA EXPRESSというのを利用しましたが、到着時間も予定通りでした。2382/POORVA EXPRESSはその先ガヤーなどにも停まるので、朝早いですがお勧めです。

●時間がかかる便と、そうでない便がある

同じような区間であっても大変時間がかかる便と、そうでない便があります。たとえば、ヴァラナシ~コルカタ間は、2334/VIBHUTI EXPRESSが、ヴァラナシ近くの駅を始発で、ヴァラナシ駅は18:00発で、乗車時の遅延が少ない便と目され、ガイドブックなどでもよく紹介されています。ただしこの便の難点は大変時間がかかることです。コルカタに翌朝だいたい8時着、14時間の長旅となります。自分はこの便を避け、ムガールサライ駅発深夜1:55発の2302/KOLKATA RJDHNIに乗車しました。この便は翌朝だいたい10時コルカタ着、つまり8時間しかかからないという計算になります。実際に乗ってみたところ2302/KOLKATA RJDHNIは、ヴァラナシ発車時間も、コルカタ到着時間も予定通りでした。14時間と8時間では、全然かかる時間が異なるといえます。ただし2302/KOLKATA RJDHNIに乗るためには、深夜ムガールサライ駅まで移動しなくてはなりません。それがイヤだという人は避けたほうが無難でしょうが、深夜であってもヴァラナシ駅~ムガールサライ駅間は、乗り合いリキシャーがたくさん出ていて1人20ルピー、30分ほどで到着します。2302/KOLKATA RJDHNIはデリー始発ですが、こういう有名な急行は遅延が少ないと考えていいかもしれません。ただし料金はほかの列車に比べて割高です。

●スリーパークラス(SL)の下段は避けたほうが無難

長距離の場合はSLの下段ベッドは避けたほうが無難です。勝手に荷物を置くインド人どころか、勝手にそこで寝たり座ってしまうインド人との果てしない格闘となります。SLは格段に安くてバックパッカーに人気ですが、SLで行くのであれば上段ベッドにしたほうが無難でしょう。

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1件のコメント

  • 09/12/09 02:56

    KOLKATA RJDHNI に乗りました

    K28さんの情報を活用させていただきました。
    おかげで宿で知り合った人ともギリギリまでコミュニケーションがとれたし
    列車内でもとても素晴らしい出会いにめぐりあえました。

    いくつか個人的な経験をシェア。(インドは初でした。)

    ・車番が変更になっています。
    2009年、11月のダイヤ改正で 2306/KOLKATA RJDHN になっています。が発車時刻に変更はないようです。到着は私の場合12時ごろでしたが、遅れたのかどうかはわかりません。私はチケット取得を甘く見ていて、窓口をひいひい半日歩いて探したのですが、やはりネットでの購入が断然簡単ですね。

    ・ムガールサライ駅への深夜移動
    2時発とはいえ、宿の主人には11時には出ろといわれました。そしてゴードウリヤーではなく、ちょっと北にある ベニヤバーグまで行った方がいいとも。K28さんはヴァラナシ駅~ムガールサライ駅間の乗り合いタクシーを挙げられてますね。深夜移動は インドが慣れていない人にはちょっと難易度が高いかもです。有名な列車のほうが、バックパッカーも多く安心かもしれません。

    私は何も考えず、11時半ごろ ゴードウリヤー付近で流れてきたオートリキシャーに乗ったのですが、非常に怖い体験をしました。本来北に進むべきなのですが、間逆のほうに進むのです。逆だと思うのだがと話しかけても何も応えず。
    途中で停まり、道端の老人にお金を渡し(葉タバコを買うのではなく、またお金の数もどうも多い。口止め料と思われる。。)、そのまま逆の方向に突き進んでいきます。地図上では南にも橋があるので、迂回していくのかな?と思いきややはり渡したお金の意味が非常に気になる。。ドライバーがトイレで降りたすきに、頭を冷やし脱出を決意(遅い)。ドライバーが戻ってきたところで、念のため地図を書いてもらったところ、答えられなかったので 隙を見て向かいからきたリキシャーに助けを求めて乗せてもらいました。すでに2人乗っていたのですが、事情を説明して強引に乗せてもらいました。幸い大学生で英語がわかって助かりました。しばらくオートリキシャーのドライバーは真後ろにぴったりつけて追ってきたのですが、途中であきらめてどっかにいってしまいましたが、肝を非常に冷やしました。。。結局ベニヤバーグまで乗せていってもらい、お礼に50ルピー。そこからさらにムガールサライまで150ルピーでした(高いですね。。)。
    * 運転席のハンドル部分に白いガネーシャをライトアップして飾っているオートリキシャーには注意です

    ・プラットホーム、リタイアリングルーム
    主要駅のように、わかりやすい電光掲示板はありません。enquiryのホワイトボードもすべてヒンドゥー語。。読めない。。1番線か2番線のどちらかに着くそうで、リタイアリングルームもそこにあります。インドナマリの英語に耳を澄ませる必要があります。

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    09/12/11 15:41

    少しはお役に立てたようですね

    自分の書いたトピックを読んでいただいて
    少しでもお役に立てて嬉しく思います

    旅行先では「時間」というのは貴重ですからね。

    ただ、ムガールサライ駅までの深夜移動、これでちょっとトラブルに遭われてしまったようですね。

    オートリキシャーの1人での深夜利用というのは、
    ヴァラナシに限らず、インドではハッキリ言って危険です。

    どこに連れて行かれるか、わかったものではありません。

    それも長距離の利用になるのであればなおさらです。




    ヴァラナシ駅~ムガールサライ駅間は、乗り合いリキシャーが出ています。

    乗り合いですので、ひとりではない。

    スシヅメ状態にはなりますが、この乗り合いリキシャーであれば、
    確実にムガール・サライ駅まで連れて行ってくれます。料金は20ルピー。

    で、ヴァラナシの宿からヴァラナシ駅に出るのでさえ、
    深夜は普通のオートリキシャーでは危険ですので
    宿に頼んで宿の知り合いの運転手を呼んでもらうとか、
    オートリキシャーでなくサイクルリキシャーにするとかして
    リスクを減らすといいですね。

    自分の場合は宿の知り合いの運転手で
    「ムガールサライの乗り合いリキシャーの乗り場まで乗せてくれ」
    ということも、宿の人を通して伝えてありました。

    だったので、すべてがスムースだったんです。

    ヴァラナシ~ムガールサライの列車移動、
    実は列車はこの時間あまり出ておらず、
    出ているのは普通のコルカタ行きの急行だったり
    ヴァラナシまで2日かけてやってくる、
    いつ着くかわかんない鈍行だったりするので・・・(笑)

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