大学生女子２人旅。初のイタリア。

そもそもの勘違い

「治安が悪い」という言葉は、日本や韓国では、どんな土地を指すのでしょうか？
イタリアも先進国なんですよ。

スリとか置き引きなどは、既にコメントがついていますから、お気をつけて！ですが、それが「治安の悪い」なのか？
治安が悪いところでは、殺されたり、強姦されたり、フルボッコにされたりするんじゃないですかね？そして、周りの誰も助けてもくれないし、警察も呼んでくれない。
なんだ、それって思うかもしれないけど、そういうエリアがあるなら、そこに行かなければいい。

その点でパックツアーは間違っても、そういう場所にお客様がいかないようにしている。
個人で怖いのは、レッドゾーンの見極めが出来ないお嬢様が、セニョールにつられたり、雰囲気に釣られて、うかつに一線を越えてしまうこと。

貴方達が、自分達の判断力に自信があり、自己責任という言葉を分かっているなら、どちらでも可です。
しかし、何か不安なら、無理にフリーツアーにこだわる必要もないと思います。

訪問先を考えれば「危険です。止めたほうがいい！」ってな場所ではありませんが、私達は貴方達を知りませんから、何とも言えません。

もう２０年くらい前かな？楽しい卒業旅行の女子大生４人組が、親日家を装った男に監禁レイプされました。
ネットなど普及していない時代ですが、都市伝説的に４人の学校や学部、サークルと次第に個人情報が流れて行ったことがありました。

お気をつけて、楽しい旅行をお選び下さい

意外に安全

ダントツで安全なのが沈み行く島です。ここは車にひかれる心配もないし。

北京に比べれば断然に安全でしょう。夜間、無灯火の自転車が猛スピードで突っ込んで
くることもないし。でもローマとミラノは少し恐い。

例えば、シチリア（本当はサルディーニャ）からローマに戻ったとき。
空港からのメトロに乗り換えると、目つきがおかしい男性が。
多分、薬物中毒者。郊外でのこと。勿論、中心部に入れば、旅行者の懐中を狙う窃盗集団
が闊歩しています。

薬物中毒者からは離れれば良いのですが、窃盗団は慣れないとわからないかも知れません。
韓国の留学生は緊張しているでしょうが、哀しいかな我が国で生まれ育った人は、
防御本能に多少問題がある場合が。ですから、決してスキを見せないこと。
東京では当たり前のような、地下鉄や電車の中での居眠りは御法度。

若い女性となると、かなり前の悲しい事件を思い出します。
決して、現地（イタリア人とは限らない）の若い男の(若くなくても、どこぞやの
首相みたいにおさかんなかたもいますが）甘い言葉に惑わされない。
間違っても自宅（＝アジト）には行かない。これは肝に銘じてください。
これは仕方ないことですが、やはり経験不足は恐いのです。人間、特に男を
見る目が養われていない。

お土産は、相手次第でしょう。
義理土産は不要です。あれは職場で休みを取るのが凄い圧力のある社会人か、
石器時代の名残です。今どき、海外旅行なんて国内より安くいける時代です。

買うなら、家族。恐らく資本提供者であり、心配してくれるので、無事に帰る
ことが最高の土産でしょうが、買って行くのなら、それなりのものを。
財布などの小物やネクタイ（私は他人から貰うのは嫌いです）とか。
カメオとかもあるし。
食べ物は、御法度品（ハムなどの生もの）以外は喜ばれるものが多い。
オリーブオイル（フィレンツェが北限）、パスタ（重い）、米、チーズ
（5年物のパルミジャーノなど）、ワインなどはお勧めです。インスタントの
リゾットはあまり美味しくない（個人的見解）のですが。

フリーでも大丈夫と思いますが

治安に関しては、気をつけるべきことを事前に調べて、きちんと準備し、心構えをしていけば
フリープランでも大丈夫だと思います。
私としては、ツアーよりもフリーの方が、効率は悪くても楽しめると思っているので、
フリーで行かれることをお奨めします。

若い女性だと、２つの点で気をつけないといけませんね。
１つは盗難や詐欺、もう１つは男性からの軟派。
それらのことなど、イタリア個人旅行について気をつけたいことなどを以下にまとめます。

★まず、旅行者として盗難などに遭わないためや、遭っても被害を最小限にとどめるために気をつけること。
１．貴重品（パスポートや日本円、１００ユーロ以上の現金、サブのクレジットカード等）は、
　貴重品入れに入れて身に着ける。ちなみに私が使っているのはこのタイプ。
　下着の上から腰に巻きその上に洋服を着ています。
　http://www.arukikata.co.jp/shop/list/10600022.html
２．バッグは、肩掛けにし、ファスナーなどで閉められるものを。
　乗り物に乗るときは、前に下げて、手で押さえる。
３．財布には、その日の行動分程度とメインのクレジットカードを入れる。
４．貴重品入れに、パスポート番号、クレジットカード番号、失くした場合の連絡先等を
　控えた紙も入れておく。
５．レストランなどでバッグを置くときは、盗られにくいところに置く。

★お金について
１．両替は日本でしていったほうが得。（２～３００ユーロでよいのでは）
　私は国際キャッシュカードを使用していますが。
２．使えるところでは極力クレジットカードを使う。
（レート的に一番得。トラブルがあった場合、引き落としを止めてもらうことができる）


★チップについて
１．レストランやタクシーなどに、おつりの端数程度。
２．ホテルで、部屋に置く必要はない。
３．レストランでは、勘定書きを見て、サービス料がついていたらチップは全く不要。

　サービス料なしで、クレジットカードのサイン欄にチップを書き込む欄があったら
　１０％程度を目処にした額を加え、合計額も記入する。

★その他
１．日本語で話しかけてくる外国人には気をつける。
２．何を言われているか分からないときは、分かるまで首を縦に振らない。
３．警戒しすぎても楽しめない。挨拶されたら、挨拶ぐらいは返す。
４．しつこい男には、毅然とした態度でＮＯと言う。（曖昧に微笑んでは駄目）
５．勝手にものを押し付けられ、代金を請求されても絶対に払わない。
６．買い物や食事で店に出入りするときや、ホテルの人には挨拶をする。
　（挨拶はイタリア語で。朝から４時ぐらいまではブォンジョールノ、
　夕方から夜はブォナセーラ。会ったときも分かれるときも同じでＯＫ）
７．何かしてもらったら、グラーツィエ（ありがとう）を必ず言う。
　（店で、料理や飲み物が運ばれてきたときも）
８．ショップで、商品を勝手に手に取らない。
　店員に、手にとって見ていいか一声かける。
　（英語でＯＫ。イタリア語ならポッソ・トッカーレ？＝触れてもいいですか？）
９．天気は日により、年により違うので、重ね着を基本に衣類を持っていく。
　とはいえ、荷物は厳選して持って行き、必要であれば現地で買う。
　（自分のお土産のつもりで）


私としてはこのぐらいなのですが、違った意見の方もたくさんいさっしゃると思います。

例えば、街歩きには極力物を持たないという人もいますし、
でも、私は必要なものは持ちたいので、盗られないように気をつけたり
最小限の被害ですむようにしたりしています。
バッグの斜めがけは引ったくりにあったときに引きずられて危ないという人もいますが、
私は斜めがけにしていますし。
旅行者に見られないように、という人もいますが、それは隠しようもなく、
私は、ガイドブックも街角で広げて見ちゃいますよ。でもちゃんと用心はしているし。

ナポリの駅の窓口で、友人が手品のようにお釣りをごまかされたことがあります。
小さな金額に対して大きな金額のお札をださないようにするとか、
それしかない場合は、例えば「５０ユーロね」と、金額を確認しながら渡すとか
「５０ユーロでおつりをください」と言ってもお札は手に持って、
相手がきちんとお釣りを用意してからお札を渡すとか、そういうことは用心したほうがいいです。

私としてはフリーを薦めますが、他の方の意見も聞いた上で、自分たちによいと思う方を、
同行のご友人やご家族と相談して決めるのが一番よいと思います。