ブラジル・アクレ州、リオブランコより自家用車にてボリビア国境コビハの町へ、
19歳のブラジル娘と一緒に行きました。
昔は地の果てと言われたアクレ州ですが、リオブランコは人口330万人の都市に発展した。
そのリオブランコからボリビアにはアクレ川を越えて行く訳ですが、
到着した一瞬の彼女の表情が忘れられません。
以前パラグアイに連れて行った時も唖然としていましたが、
今回のは更に酷く唖然呆然、これでも国か?、という表情でした。
ブラジル側国境では身分証明書のチェックも何もなくフリーパス。
ボリビア側国境で身分証明書と納税者番号のチェックを受けました。
二国間以外の外国人にはパスポートチェックになるのでしょうけど。
ボリビアに入国してしまうと後はフリーパスなんですが、
出国時に車のトランクまで開けてコカインを運んでいないかチェックしているのです。
ボリビアでは国境だけが異常に厳しく、街中はフリーパスです。
国境さえクリアすれば麻薬の移動なんて簡単に出来る印象でした。
その為かボリビアからブラジルに流れ込んで来る麻薬が半端ない。
ブラジル側国境では行きも帰りもノーチェックでしたが、
道路にある関門、連邦警察のチェックは執拗に受けましたね。
国境ではなく通過ポイントでの麻薬取締りなので網の目を掻い潜るのは至難の業か。
以前、ブラジル側コルンバーからボリビア側のキハロに入った時も同様でした。
ボリビアでは街中至る所でコカの葉が売られていたのには驚きました。
誰でも簡単に手に入れることが出来る距離に平然と並べられている。
日本人の旅行者が手を出さない事を祈ります。
ブラジルでは胸ポケットに1枚の葉を忍ばせただけでブタ箱行きを覚悟して頂きたい。
それぐらい本気で取り締まっています。
国境には麻薬犬が居ますから懐かれない様に気をつけて下さいね。
余韻すら見逃さない覚悟にて犬も本気の様でした。