09/05/10 14:44

水際作戦の限界

正直言って、良くこの日まで持ちこたえたと思います。
まずは、現場のかたに感謝。

しかし、現場が一番知っているだろうこと。
すなわち、もう限界ということ。

何度も書きますが、インフルエンザに掛かっても、いとも簡単に
飛行機に乗り込む、感染が疑われた北米帰りの人が、強い要請
にも拘わらず公共交通機関で検査にやってきたなど、
ある意味”常識”を疑う事例が続発。

正直な人間が自己申告するか、周囲が気付くほど病状が悪化
(恐らく大半はこれで引っ掛かった)する以外は、今の検査体制では
すり抜けます。非接触の温度感知だけが唯一の感知手段なので。

日本人の海外渡欧は米国が圧倒的なので、この国の感染母集団が
今は直線以上の割合で増加していれば、当然、日本に持ち帰る
感染者は増えるでしょう。さらに、隣国で感染者が増えれば、
最早空港での検疫は不可能。

例えば、北米中米から直接日本に入る航空機は搭乗前検査(書面で
良い)を義務付けるとかできないでしょうか。相手に強制はできない
が、それをすれば入国前の検査を緩和する(この検査のために、
戻るのが遅れるし、駐機代馬鹿ならない)のは航空会社に取っても
利益があるはず。

今のところ、国内進入もぎりぎりのところで阻止しています。
確かに効果はあがっているし、大型連休もなんとかクリアー。
このまま行けるところまで行くという方針なのでしょうが、
先に書いたように、限界のような気がします。

さらに、10日間の拘留?は少し大げさで、半分の日にちで
良いのではないかと思います。ただし、強毒性の場合は、
機内に感染者が居なくても、拘留が計画されているはずです
(二つの方法のうち強い手段の場合)。
海外旅行どころではないですね。

日本人独自(実は海外でも同じ)の風評被害で、収容されて
いるホテルからは客足が遠のくでしょう。宿泊代からその補償
まで、全て税金なのです。誰も何も言いませんが。

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