09/05/07 23:55

右手に弓矢を持っているのはラーマ神です。ヒンドゥー暴徒の主張する襲撃理由の象徴です。

問題はこうです。"In depictions of God Rama, he is famously holding what in right Hand?"答えは"bow and arrow"

U.P.州にアヨーディヤという聖地があります。ヒンドゥー教のラーマ神の生誕地とされる場所ですが、バブリ・マスジット(イスラム教の礼拝堂)が立てられていたため、ヒンドゥーが返還を要求して対立していました。1992年、遂に暴徒化したヒンドゥー教徒によりバブリ・マスジットが破壊され、ムスリムとヒンドゥーの報復襲撃の応酬がインド中で勃発した時期があったのです。ムンバイでも抗議デモなどが盛んに行われました。

あの子供は、「この襲撃はラーマ神の神罰なのだ」という、その象徴なのです。

  • いいね! 0
  • コメント 2件

2件のコメント

  • ネハさん

    今、きちんとプロモ映像を観て見ました。質問部分は出てませんが、回答に弓と矢と出てますね。本編をみずに推測して失礼しました。そして修正していただきありがとうございました。確かにアラハバードで観た物乞いの子は三叉の槍を持っていました。

    ヒンドゥーのイスラム寺院襲撃は日本のニュースで観ましたが、ラーマ神を子供で暗喩させる背景を知るのは映画を観た人ではヒンドゥー教徒やファイナルアンサーで稼げそうなネハさんのような人でしょうね。私はどうやら最初の質問でつまづきそうです。ぜひ私が出たらテレフォンで助けてください。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    09/05/09 01:56

    実は私も本編は見ていないのです。

    マンジンさん、こんばんは。

    インド版ミリオネア「コォーン バネガ クロール パティ」に出たときには是非テレフォンしてください(笑)。

    スターチャンネルで実際に放映されたインド版ミリオネアの司会は、映画中主人公が憧れていたあの国民的ヒーロー、アミターブ・バッチャン。当時映画制作が外れ借金まみれだった彼は、この司会が当たって借金を随分減らしたそうです。映画ではアニール・カプールがその役をこなしましたが、アミターブ・バッチャンを映画でも起用しなかったのはなぜか?監督に訊いてみたいと思うのは、私だけではないと思います。

  • Re: 右手に弓矢を持っているのはラーマ神です。ヒンドゥー暴徒の主張する襲撃理由の象徴です。

    ネハさん こんばんわ

    漠然と 何かの宗教対立なのかな??と 見ていたのですが
    知れば知るほど 奥が深いですね

    >あの子供は、「この襲撃はラーマ神の神罰なのだ」という、その象徴なのです。
    象徴として、ラーマ神の扮装をした、子どもも1歩間違えば、危害が及ぶわけですから

    映画の主人公達も このラーマ神姿の子どもも
    「何がなんだか 状況が分からないまま 争いに巻き込まれた」
    色々な意味で 被害者なのですね

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    09/05/09 01:41

    無題

    のりーたさん、こんばんは。

    スラム街で毎日を必死で生きていた彼らに、アヨーディヤの責任があったでしょうか?

    アヨーディヤへの抗議の体裁をとったあの暴動も、実はこのスラム街こそが標的の政治的な目的や、地元暴力組織による思惑などが絡んでいたのかもしれません。

    映画の主人公達たちのみならず実際の子役たちも、オスカーを獲得してしまった故に理不尽に人生を翻弄させられてしまう羽目に、既に陥ってしまっているようなニュースも聞きます。

    果たしてこの映画がオスカーをとったことはよかったのか?せめてそのメッセージは極力正しく受け止めて欲しいと願わずにはいられません。