おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その8の1. 9月27日 ラトヴィア・リーガ→フィンランド・ヘルシンキ ラトヴィア最後は『戦艦ポチョムキン』などのモンタージュ手法による映画で有名な映画監督 セルゲイ・エイゼンシュテインの父, ミハイル・エイゼンシュテイン Mihails Eizenstein(1867-1921)の建築を見る。 独で起きた建築のアールヌーヴォー。ユーゲントシュティールがここラトヴィアで更に特異化され, 過剰装飾とデザインの特化がされ,気味悪いほど。←それが面白くもあり。 時間的にミハイルの作品が集中しているとこに出かけた。現物を目の当たりにすると時間も忘れ, 撮影と観察に集中。 一軒,中庭に入れて貰ったが,表のデコレーションに比べ,裏側は何の変哲もないレンガ肌。 裏は手をかけていない対比も面白い。 有名な螺旋階段のある家は外装工事中。工事の人にお願いして階段を見せて貰う。 ここも不思議なエネルギーを感じさせる。 時間も迫ってきたので昨日は入れなかった聖ペテロ教会へ。 1941年の空襲で炎上し,戦後に再建された塔へリフトで上がり,地上72mからの市街を展望。 一階の精緻な木組みによる主祭壇も秀逸。撮影不可をお願いして撮らしてもらう。 更にリーガ大聖堂と聖ヨハネ教会と。後者の赤レンガを白い天井ヴォールトに アクセントに用いた安上がりともいえるアイデアにも感心。 その8の2に続く。
おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その8の2. 9月27日 ラトヴィア・リーガ→フィンランド・ヘルシンキの続き 空港へ行く時間になり,路線バスで空港へと。空港へはいる手前に野ざらしのスホーイ発見。 どうも野外展示のようでミルのヘリなどもある。知っていたら早く来て見たかった。 空港でとりあえず残りすぎた(笑)通貨を日本円に両替。一万円札が二枚しか用意していないそうで 残りはユーロに。後から計算したらユーロレートの方がお値打ち。 ラッツ=日本円,変動相場。ラッツ=ユーロは固定。ユーロ=日本円は変動。すべてユーロに換えていた 方が有利だったようです。 出国審査でトラブル。わたしの旅券を何度もスキャンしたりページをくったりして首をひねり, 隣席にも聞いている。リトアニアの入国印と陸路でラトヴィア入りした 経緯を話して無事に出国印をもらう。(汗) フィンエアのラウンジでくつろげば後から来たおやじ,のべつ幕無し,立て続けに大声で携帯電話。 周りの人も顔をしかめる。別の部屋に避難してもそこまで聞こえ,終わったと思ったらまた別の 電話をかけている。ラウンジを逃げ出し,搭乗口へ逃げる。ここの方が人は多いが,はるかに静か。 普通はラウンジの方が静かで落ち着いているのに・・・・・。 飛行機は BA と Fin のコードシェアの Aero Air。機体はターボジェットプロペラの ATR72。 小気味いい振動と音。高度も稼げないので雲が切れれば地上も大きく見える。プロペラ機はいいナー。 ヘルシンキ・ヴァンダ空港到着。入国審査官「こんにちは」「ありがとうございます」と 日本語で応対。そういえば場内表示にも日本語で「出口」とか「手荷物受け取り」とか。 ここからバスで市内へと。5.20ユーロ,約700円。40円で空港までのラトヴィアから来た わたしには物価の高さが・・・。あすから高い物価と新たな通貨換算が待つ。 同じ過ちはもうゴメン・・・・・