ラオスの南、パクセ グランドホテルに1月14日に泊まりました。
朝5時に目覚め、バスタブにお湯をはり、ゆっくり浸かっていたところ、ゴンゴンという音、上の部屋、又は隣からシャワーを使う音が聞こえていました。さて上がろうと床を見ると、トイレのわきの排水口から水が流れ出てバスルームから部屋に流れ出ていました。バスルーム内は3センチほど黄色い水が溜まっていました。
バスタオルを巻いて部屋に入ってみると、ベッドの下も水びたし、ショックなのは床においてあったキャリー(キャンバス地)リボンバック(布製)、大型スーツケース(金属)が3センチほど、水に浸かっていました。服を着て外に出てみると、廊下も30メートルほど水びたし。
ジャブジャブと水の中を歩いて室内の電話をとり。。。パニくっているので言葉が出ずやっと「ヘルプ、カムスーン、オーバーフロー」といいました。
一人の男性スタッフがやってきて、手におえないとわかり、10名ほどでやってきて、シーツを空いている部屋から集め、私の部屋の前に堤防を築き、大きな掃除機のような機械を持ち込んで吸い取っていました。
私は、ルームチェンジを頼み、水が廊下に達していない部屋を選んで、替えてもらいました。
キャンバス地の、布製で、中ビニールばりのリボンバックとも中身は濡れておらずほっとしましたが、黄色い水はぬるぬるしているし、トイレの臭い匂いはするし、体中バイキンがついていそうで、かなしかったです。
電話してアルコール消毒液をもらい、足、手、靴、スーツケースを拭いて、布バックとキャリーは廃棄処分しようと、中身をビニール袋に詰め込みました。
このころから、だんだん悔しくなってきました。なぜなら10名ほどのスタッフ、メイド、誰も私を見ても知らん顔、フロントにでかけて文句を 言うと「ボスが不在なので、何もいえません」というばかり。ボスはどこかと聞くと、セミナーに出掛け、今晩帰るので、話してくださいだと。謝りの言葉はありません。
もしかして、私が風呂の水をこぼしたと思っているのではないかと不安になりました。
夜、ボスとやらが部屋に来て「すみません。排水口の具合が悪くてご迷惑をかけました。リボンバックは弁償します(300バーツ、約850円」』。朝早くから汚水にまみれ、バックもキャリーもスーツケースも水に浸かりました。補償してくださいと言ってもペコペコ頭をさげ、リボンバックだけ弁償します、お土産にこれをと小さなブローチ程度の花の置物を差し出しました。友人たちも、ここは発展途上国なんだから許してあげなさいよなんていうので、しぶしぶ承諾しました。
今冷静になって考えると、写真でもとって、保険会社に提出して、全部補償してもらえばよかったとしきりにおもうのです。
他にもっと良い手立てがあったでしょうか。皆様ならどうされますか
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