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05/10/10 06:04

おっさんひとり,バルト3-1+フィンランド見聞録 その5.

9月24日 リトアニア・クライペダ

 市内バスとフェリ,さらにバスで一時間。クルシュ砂州(ネリンガ)を目指す。
バスに乗ろうとしていたら,見知らぬ人から「これはニダへ行きますか?」らしきことを聞かれる。
自分でも自信がないのに解るわけないでしょ!

 ニダで下車後,海岸沿いを歩けば,かつて村をも呑み込んだ広大な砂州が目の前に。
ヴィリニュスの街も世界遺産だが,このクルシュ砂州(ネリンガ)も世界遺産。

 遊歩道で上まで息を切らしながら上れば,見渡す限り砂,砂,砂の段丘。
他の人に倣って裸足になってあっちへ上り,こっちへ下りと童心に戻って歩き回る。

 かなり進むと彼方にテープと警告板らしきもの。ここはロシアと接していて,その緩衝地帯標識みたい。
はるか彼方まで気れまなく続くとは言え,さすがに物騒。眺めるのみで引き返す。
砂の粒子も細かく歩きやすいとはいえ,下の方に行けば方向感覚もなくなるし,さすがに
砂丘歩きは疲れる。

 昼食後,ここニダの資料館等へ行く気力もなくなり,バスでフェリ乗り場へと戻る。
バスの中で疲れも取れたので,フェリ乗り場近くの昔の要塞を利用した水族館へと歩いて向かう。

 要塞の外堀にはアザラシが放し飼いされ,中には日本庭園を模した池では錦鯉が泳ぎ,
大きなプールではチョウザメが一杯→キャビアは売っていなかった。(笑)

 各水槽でも趣向を凝らし,水生植物と熱帯魚の組みあわせとか,回遊する大きな魚を
水槽ガラスごしに観察できたり,大型魚や深海魚は実物大標本で生態紹介をしてある。
 時間を区切ってアザラシやイルカの有料ショーもある。

 ここから反対側へ歩くとバルチック海に面した浜辺があり,海水浴シーズンは過ぎたが,
カップルなどが散策している。ここはわたしみたいに一人で来るところじゃない。
 フェリ乗り場へ向かおうとすれば,丁度お客を乗せたミニSLが水族館前から出るところ。
あわてて便乗する。これは楽。1リタス。

 フェリにこのSLも乗ってくる。ミニSL最終便だったよう。対岸のクライペダで『乙女の像』や
そこの公園などを見てから宿に戻る。
  

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