平成22年12月24日にコペンハーゲンからケルンまで列車に乗車し、平成22年12月26日にハンブルクからコペンハーゲンまで列車に乗車した時の話です。
コペンハーゲンからハンブルクまでは通称「渡り鳥ライン」として知られる国際列車ですが、この冬の雪の影響で被害を受けた乗客のひとりとなりました。
24日に乗車した際は、「ポイント切り替え」の故障らしく列車を途中で降ろされ、バスで移動することとなりましたが、バスが到着するまで駅の待合室などで110分程待つはめになりました。デンマーク国鉄の職員が「バスが来たら乗車下さい。」と言うと消え去り、乗客はただ待つのみでした。バスが1台到着しましたが、とても全員が乗り込めるはずもなく、もう1台のバスを待つこととなりましたが、それから次のバスが来るまで20分程度かかりました。(外のバス停で氷点下10度以下の中で凍えながら待ちました。)バスに乗り45分程度走ったところがフェリー乗り場でしたが、フェリーの出発時刻が10分程度と迫っており、走って乗船することとなりました。フェリーでは乗船する者が少ないせいか食事は軽食程度しか造っておりませんでした。(乗客が少なく寂しい光景でした。)
フェリーが到着し、列車に乗り替えますが途中、途中で停車し、なかなか進行しません。やっとルーベックに到着したのが午後3時頃でした。また、ルーベックからハンブルクに行く列車が100分程遅れ、なんやかんやでケルンに到着したのは午後11時40分頃となりました。東北地方に住む者の感覚では、この程度の雪で列車が運休したり、大幅に遅れることは考えずらく、デンマーク、ドイツ国鉄の怠慢としか考えられません。
また、ハンブルクからコペンハーゲンまで列車に乗車した時は、ハンブルクで65分遅れて到着、無事列車のままフェリーに乗船し、このままコペンハーゲンに行くと楽観しているとフェリーから列車のまま下船し、10分程度進んでと思った矢先、またも列車を降ろされデンマーク国鉄の列車に乗り換えることとなりました。
しかし、列車の車両、席が少なく、1等車両でも立って乗ることとなりました。指定席を確保していた乗客が検札に来た車掌に対し猛烈に抗議すると車掌はそそくさと退散していきました。その後、乗客に対するアナウンスではドイツ国鉄にすべての非があるような説明を行い乗客の失笑を買っておりました。列車も120分程遅れてコペンハーゲンに到着し、私の旅行スケジュールはメチャクチャになりました。
他にも12月25日にスキポール空港駅からハノーバーに行く際も列車の故障で80分程立ち往生しました。
結果、いかにJRの運行がすばらしいものか、改めて関心することとなりました。外国の列車は遅れ、運休は当たり前ですが、ここまで遅れるとは思っておりませんでした。ドイツ国鉄はまともに運行できない鉄道会社ですので、乗車しようと思っている方は十分に考えてから乗車下さい。