09/04/30 18:00

ブタという呼び名は正しくないようです

誰が付けたかわかないが、ブタが必ずしも感染源でもないようです。
唯一の根拠はブタの遺伝子部分が多かっただけで、実際はヒトと
トリの遺伝子も合わせて持ったもののようです。

そもそもブタは両種から、感染可能なので組み換えが起きるのも
当たり前。確か1918年のものも正確な感染ルート(どのように変異
したかも)は解明されていないはず。この点で、豚肉云々は恐らく
(断定はできないので)過剰反応。また、2003年の過ちを繰り返すのか。

少なくとも、トリ型のような集団感染(トリの世界ではすでにパンデミクス
です)からではないはず。

今の対策が、本来H5型に対してなされていたものであり、余程の専門知識
と情報(こちらが決定に欠けている)がないと適切な対処は困難だと
思います。要するに、H5型と同じものは明らかに過剰です。例えば10日間
の隔離とか、一県で一人でも発症したら全県休校とかも。ですから、政府等の
対応が適切ではないと言うのも酷のような気がします。厚労大臣は畑違いの
かたですし。むしろ本命でなかったことで、対策の不備や欠陥を掘り起こす
ことができたのではないでしょうか?

一方で、メキシコに数日間旅行に行ったり、トランジットで立ち寄った程度で
感染するのは、明らかに免疫がないことが原因。簡単に感染しています。
これも人間が空気呼吸をせなば生きて行けない限り、完全に防ぐことは
日常生活のなかではまず不可能。感染することを前提とすべきでしょう。

また、恐らく弱毒性で、通常のインフルエンザと同じ症状のはずですが、
甘く見てはいけない。39度かそれ以上の高熱が出るし、これ自体も苦痛
ですが、弱者は命の危険がある。ですから決して他人に移してはならない。
『発熱したので帰国しよう』は人間のモラルに反します。むしろこれを
如何に阻止するかが重要でしょう。ウィルスを拾っても、咳などで外に
出さない(まだ増殖が少ない)うちは、安全です。しかし、高熱があって
咳でもすれば、機内の大多数は感染します。特に極端に湿度が低い機内
では、循環させている空気をフィルターに通すとは言え、それに吸い込まれる
までは凶器です(本当にトラップできるかは航空機に強いかたに任せます)。
機内の環境では速やかに飛沫は、飛沫核となり、その大きさは通常のマスクを
通過するからです。

現地で発病したら、長くて一週間は戻れない、戻らない覚悟が必要でしょう。
現状では、我先に戻るのが日本人だけでなく、人類共通の性だと思います。

折角なので、もうひとつ。
「暑くなれば収まる」といのは誤り。インフルエンザは気温とは無関係。
現にインドネシアなどは年中流行しています。関係あるのは湿度なので
梅雨がひとつの恵みの雨でしょう。もちろん、気温は人間の行動に影響
を与えるので、人間側が感染しやすい状態になることは確かですが。
報道でも、「今後収束する」という根拠なきものがまかり通っているのも
気になることです。

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1件のコメント

  • ドイツで予測通り二次感染出ました!

    ご無沙汰!イスラエルでは豚でなくてメキシコ風邪と呼んでいるそうですが、メキシコ大使館からクレームが出たようです。 現状ドイツでは 豚の餌に鳥の感染が入り、何らかの形で人間の物も豚に入り豚自体のが変化して人間に来たといわれてます。H1N1の名称を使ってます。

    潜伏期間は1-4日間と見られて、患者の平均値が2日だそうですが10日間は要注意といわれてます。

    タミフル薬は早期の治療にしか効果発揮できないといわれてます。又副作用がある為に服用は医師の指示でされないと危険とのことです。

    インスタント検査はあくまでもインフルエンザを検知するもので、それだけの判断は疑問視されてます。今回のものは血液検査でしか判らないので数日掛るようです。

    疑わし者は大学病院の隔離病棟、又は法の効力の有る自宅隔離が適用になるようです。

    今日のニュースで先日見つかった患者が、豚インフル報道前に別の病院で別の疑いで治療を受けていた病院で看護婦1名が掛った様子です。尚同室の患者(未確認)もその可能性が出ているようです。

    手を洗剤を利用して20秒ぐらいこすり合わせ水、お湯で流せば除去できるそうです。これは普通のインフルエンザと同じ、豚からの検出は出てませんので現状は食べても問題ない、衣類等は70℃以上で洗濯すれば問題ないようです。
    ただ空気感染でアメリカに流行っているのが、別な形のインフルエンザへと発展する可能性を恐れています。
    タミフルはドイツでは州により色々ですが人口の20%も確保しておりません、フランスは50%確保してるようです。優先順位も決まっており、消防、警察、患者と続くようです。

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