H5だったならば10日間の隔離 こう言って良いか迷うところですが、『不幸中の幸い』だと思います。 そもそも今回の新型は想定外で、不十分ながら対策が立てられていたのは 強毒型のH5に対してでした。仮に今回の新型がH5だったならば、 メキシコからの乗客は間違いなく10日間の強制隔離、米国もそれに準ずるか、 感染地域に入った旅行客が該当します。 さらに、強毒型だったならば、経済は壊滅的打撃を受けていたはず。 倒産の連鎖だけでなく、物が入らない。社会基盤を支える人も倒れるか、 出向けないために、社会機能自体がダウンします。この程度と言ったら、 苦しんでいるメキシコのかたには申し訳ないのですが、今のパニックを 見ると、とても世界はH5には対応できないでしょう。弱毒型が新型であった ことで、来るべき強毒型への本格的な対応を、世界が自覚するはずです。 米国の死亡者は幼児なので、通常のインフルエンザの範疇でしょう。 まだ、メキシコ以外の被害者は実質ゼロと言って良いでしょう。 依然、原因不明ですが。一次感染が強毒で、ヒトヒトの二次感染では 弱毒化するのか。変異が激しいとは言え、それはあり得ないかなと 思います。別の感染症がたまたま発生したとか。貧困層狙い撃ちとか、 メキシコの医療水準が低すぎるという説にも疑問が残ります。 なお、ネットで有名なBBCへのメールは偽物だと思います。 医者ともあろう者が、抗ウィルス剤とワクチンとの区別すらできない ということはあり得ません。ワクチンが効かないと言っているので、 偽物でしょう。 今回の新型がH5だったならば、日本社会も崩壊していたでしょう。 報道では、政府の対応が早いと賛美しているものがありましたが、 現実には何もできていないことを露呈しただけです。