レポート

Staatsballett Berlinとユーロ

公開日 : 2010年12月24日
最終更新 :

 外国のバレエ団の来日なんて珍しくないのに、何で話題にするの?と言われそうですが、5年ぶりの来日で・・・何よりも、前にベルリン行きを計画した時に、まず、ここのチケットを押さえたのに、行けなくなってしまった曰くつきのバレエ団(?)なので、書いてみました。1/15からの来日公演。
http://www.staatsballett-berlin.de/de_DE/calendar/1/2011

 Tokyo - Bunka Kaikanも決して悪くはないけれど、Deutsche Oper Berlinで「Der Nussknacker」を見る方がいいなあ・・・日本の劇場の悪いところは、劇場からでると、西洋の街並みでなく、日本の街並みがひろがっていることですね。余韻にひたれない。・・・・

 マラーホフやセミオノワも来るので、非常にまじめで、手を抜いていない(?)公演ですし、せめてベルリンの香りの少しでも・・・と日本にもファンが多い(?)セミオノワの「シンデレラ」をゲット。とはいえ、上記ウエブサイトを見ていると、目に行くのはチケットの値段。元々、ヨーロッパの方が安い。ですが、一番高くても80ユーロくらいだと・・・日本公演は5000円~18,000円ですからね。一時期みたいに1ユーロ160円くらいまで行っても、まだ、向こうの方が安いから、ユーロ安だけが原因ではないでしょうが、それでもすごく安く見えます。・・・

 で、全力(?)で、まずはドル買い、そしてユーロ買いをしているのですけど・・・ニューヨークやベルリンの劇場で役に立ちますように、とお祈りをしています。・・・・

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1件のコメント

  • Re: Staatsballett Berlinとユーロ

    高島さんがバレエがお好きとは知りませんでした。

    私は基本的にはバレエは観ないのですが、オペラが無い日程ではかみさんの希望でバレエを観る事も稀にあります。Staatsballett Berlin の cinderella は、その非常に稀な例で、2008年の2月に Unter den Linden の Staatsoper で観ました。

    因みに、席は 3 Rang Mitte rechts で27オイロでした。
    バレエは見えてナンボの物なので、私にしては高い席を購入しています。

    コミカルな演出で、それなりに楽しみました。主役は Corinne Verdeil という方が踊っていましたが、できれば中村祥子さんで観たかったです。別に、Corinne さんが祥子さんに劣るという訳ではなく、単純に「日本人」の Principal を観てみたかったというだけの理由です。

    ヨーロッパのチケットの値段が安いのは、高島さんもご存知の様に、税金がたっぷり投入されている為なので、日本の価格と直接比べるのは余り意味が無い様に思いますが、私がヨーロッパでしか鑑賞しなくなったのも、当初は、交通費などを含めてもその方が安上がりにできると考えた為です。

    その後のかなりの数の経験を経て、現在の動機は、プログラムの選択の幅が広い事でしょうか。

    最後に、今買われている外貨が、現地で役に立つ事をお祈り致しております。

    PS:私も少しユーロを買おうかと思いますが、スペインの状況が不安でなかなか踏み切れません。

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    バレエとユーロ

     ボーやさん、こんにちは。

     ええ、バレエのファンなんです。・・・・と言いたいことなんですが、この世界、オペラもそうでしょうが、極めるときりがない(お金的にも、暇的にも・・・)ので、私の場合は、新国立劇場と東京バレエ団のみチェックという地産地消型(?)で、他は滅多に行かないです・・・・・が、そこそこ見ていると、やはり、同じ演目の別ダンサー版、別演出家版とかを見たくなるのが人情で、そういう場合だけ、上記ルールを逸脱(?)しています。あとは、「本場で見ること」ですねえ・・・・

     ウンター・デン・リンデンのStaastoperでマラーホフ版のシンデレラを観るって、最高ですねえ。あのとき行けなかった分の劇場は覚えてないのですが、やはり、ここがプロイセン王国以来の劇場ですし・・・・。私もStaastoperで観るのが夢です。さらに、外国のバレエ団でプリンシパルになっている日本人は全員(?)でも観てみたいです。・・・中村祥子さんは、今回来日してたかも知れなかったけど、でも・・・というとこみたいですね。

     新国を見ていても、日本におけるオペラとバレエファンのシェアは7:3くらいでしょうか。やはり、オペラ好きの方が多いですね。この板でも、「旅行は手段」というオペラファンは実はたくさんROMしているんではないかと思いますけど、あれも本場で観ようとして、はまると怖そうで(?)手を出さずにいます。バレエの好きなところは、人間、セリフなしの踊りだけであれほど感情表現できるものか・・・と感心するのと、生オケに合わせて踊って、素晴らしい衣装と舞台装置とまあ、贅沢な「お芝居」だからというところでしょうか。いずれにしろおっしゃるとおり「たくさん観る」のが大事で、その点ヨーロッパの人は恵まれていますね。

     数年前のユーロ絶好調の時に「ユーロは存続できるか?」という本が出て(私は最近になって「ユーロ崩壊」を唱える人たちの主張はほとんど聞かないのですが。)考え方に共感を持てるので好きな本なんですが、まず、(通貨ユーロの存在根拠になっている)マーストリヒト条約というのは「脱退」の規定がない不思議な条約だ。ということと、もし、ユーロが崩壊するとなると、ドイツが「新マルク」みたいなのを作って出ていく時以外はあり得ないだろう。という話で、私もそう思います。結局、ユーロというのは「欧州マルク」みたいなものだから、色々言っても、ドイツが最後まで支える。と信じています。ドイツ人が聞くと絶対いやがる言い方をすると、某独裁者が銃と戦車を使ってできなかったことを、平和裏に成し遂げた。訳ですしね。

     そのドイツは今は景気は「絶好調」みたいですしね。結局、他国の「しくじり」の結果であるユーロ安で儲けているんだから、世話ないですけど。

     が、いかんせん、欧州まで行く暇が当分なさそう。で、せっせとユーロを買って、とりあえずはMMFで運用・・というとこですね。