09/04/27 22:38

あくまで推論ですが

現時点では、専門機関からも何も情報が開示されていないのですが。

まず、情報不足は今月13日までわからなかったこと。メキシコ政府
には現状把握もできていないと思います。

メキシコだけが致死率10%を超えていること。しかも若い世代に
死亡者が多いこと。最大の死者を出したスペイン風邪の場合でも
致死率2%です。しかも、肺炎の特効薬もない時代です。
H1タイプであるならば、弱毒性です。ただし、毒性、特に感染力は
コア内部酵素にも依存するので、今回の新型がH1以外の要因で致死率
の強さを示す可能性は否定できません。これも公開されていないので
わからないのですが、H1でも部分的にH5の性質を持っているとか。
しかし、そうであれば、他国の患者も重篤化しているはずです。

で、私の個人的推理。

上記、働き盛り世代に多いということ。日本での死亡は主に高齢者と
乳幼児。原因はサイトカインストーム、すなわち免疫の過剰反応。
それでは、何故、メキシコなのか。完全な推測ですが、メキシコでの
インフルエンザ治療の特殊性ではないのか。例えば解熱剤とか。
大衆薬が普及していて、素人療法に依存しているとか。

ただし、10名程度の感染では死者がゼロでもおかしくないし、
多くの患者が豊かな西海岸です。

死亡率が6割を超えるトリ型とは大違い。本当に怖いのはトリ型です。
今回のことを予行演習的に捉え、例えば法整備(成田で熱感知器に
掛かった客が検査を拒否して入国したとか) の問題などを洗い出す
ことなどでは役立つはず。

スペイン風邪場合は船で一年近く掛けて来日したウィルスは、今では
一日でやってきます。今の政府の対応を見れば、水際での阻止は不可能
と見るべきでしょう。

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