あくまで推論ですが 現時点では、専門機関からも何も情報が開示されていないのですが。 まず、情報不足は今月13日までわからなかったこと。メキシコ政府 には現状把握もできていないと思います。 メキシコだけが致死率10%を超えていること。しかも若い世代に 死亡者が多いこと。最大の死者を出したスペイン風邪の場合でも 致死率2%です。しかも、肺炎の特効薬もない時代です。 H1タイプであるならば、弱毒性です。ただし、毒性、特に感染力は コア内部酵素にも依存するので、今回の新型がH1以外の要因で致死率 の強さを示す可能性は否定できません。これも公開されていないので わからないのですが、H1でも部分的にH5の性質を持っているとか。 しかし、そうであれば、他国の患者も重篤化しているはずです。 で、私の個人的推理。 上記、働き盛り世代に多いということ。日本での死亡は主に高齢者と 乳幼児。原因はサイトカインストーム、すなわち免疫の過剰反応。 それでは、何故、メキシコなのか。完全な推測ですが、メキシコでの インフルエンザ治療の特殊性ではないのか。例えば解熱剤とか。 大衆薬が普及していて、素人療法に依存しているとか。 ただし、10名程度の感染では死者がゼロでもおかしくないし、 多くの患者が豊かな西海岸です。 死亡率が6割を超えるトリ型とは大違い。本当に怖いのはトリ型です。 今回のことを予行演習的に捉え、例えば法整備(成田で熱感知器に 掛かった客が検査を拒否して入国したとか) の問題などを洗い出す ことなどでは役立つはず。 スペイン風邪場合は船で一年近く掛けて来日したウィルスは、今では 一日でやってきます。今の政府の対応を見れば、水際での阻止は不可能 と見るべきでしょう。