Q&A

Pendule de Foucault について

公開日 : 2010年12月13日
最終更新 :

つかぬことを伺いますが,フーコーの振子について教えてください。

過日、子供といっしょに浜松科学館でフーコーの振子を見てきました。
そこで親子が疑問というか何だか分からない状況になってしまい、お解りのかたに簡単に説明して頂ければと思います。

北半球の日本での振子の動き方は現物を見て理解できましたが、北極と南極と赤道上の動きがよくわからないのです。
たぶん南半球だと逆周りの軌跡になるのは、地球が回転しているので当然かと理解はしているのですが、地球回転の遠心力は赤道付近のほうが強いと思われますし・・・・そんなことを考えているうちに分けが分からなくなってしまいました。

博識の皆さんに回答頂けると助かります。
よろしくお願いします。

PS. 南半球にもフーコーの振子が展示されているのを見たという情報だけでも大歓迎です。

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3件のコメント

  • 余談(小学生相手のわかりやすい説明を聞くには)

    こんにちは。詳しいご説明があるので、本題は目的が果たされてよかったですね。

    ご存じでしょうがパリのパンテオン、工芸学校博物館にもフーコー振り子の展示があり、よく、小学生くらいの子供を引率し、教師が仕組みを説明している風景に出合います。小学生相手には、慣れた人や専門家の説明がわかりやすいな、と思った覚えがあります。

    こういった掲示版できかれるのもいいですが、文字のみのやりとりは限界がありますし、博物館には説明できる人がいますので、次回は、博物館できかれるのも、お子さんにはいいのではないでしょうか。

    浜松科学館のサイトをみたところ、「サイエンスショー」や「ミニ実験」が行われています。こちらにうかがった経験がないのですけれども、東京の科学関係の施設に社会人として・またボランティアとして参加する科学系の大学院学生が、知人に多くいます。私の周囲が申すには、聞かれれば、図を用いてさっと説明するそうです。また、リクエストがあれば、「次回のショー」としてとりあげることもあるそうです。

    ほか、国立の研究施設では、年に一度は「一般公開」といった名称で、一般の人に研究所の門を開いています。ショーやツアーや実験がいろいろ行われています。そういった施設にお子さんといらっしゃると、質問ができたり、地球儀や振り子を使って説明が受けられるかもしれません。

    直接の回答でない上に、おしつけがましく、失礼しました。



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    Re: 余談(小学生相手のわかりやすい説明を聞くには)

    僕も小学生相手のわかりやすい説明を希望していたんです。。。
    パリのパンテオンに、フランスの近代偉人の墓があるとかで興味あって、行ってみたいです。
    確かに専門家のそばでビジュアルな説明を受けると理解が深まりますね。
    詳しい説明を有難うございました。

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  • じゃあ 旅の実験ということで・・・

    ガイド補さん こんばんわ

    私は、自然史博物館や子どものための科学館などが好きなので機会があれば行ってみます
    フーコーの振り子・・・日本でみたけど 結構でっかいですよね

    カラカスの子ども博物館では(ベネゼエラ)北半球ですが、地球の自転を説明する小さな振り子の機械模型はありましたね。
    残念ながら 本当に小さなものでしたけど・・・わたしが、見た中ではそれが1番南かな~

    エクアドルの赤道記念碑
    ここでは 体重を量る・水の渦を見せてくれる・振り子を見せるおじさんまでいました
    もちろん いくらかの小銭がとります(笑)
    赤道の位置に 黄色いペンキで線がひかれています(赤じゃないのよ)

    渦巻きおじさんを例にとれば
    はじめに 南半球側へ数m移動 そして 北半球側へ そして赤道の上・・・
    紙コップの穴から水が漏れるので、コップをのぞけば渦巻きが観られるのですが 
    右って言われれば そうかな~
    渦がないでしょ! って言われれば そうだね~ って感じです
    そんなに はっきり分かるものではないですね(笑)

    フーコーの振り子ですが
    錘をぶら下げた糸を 指先でつまんで 
    南半球では ゆらゆら
    赤道では ほら揺れがとまったよ
    じゃあ 北半球へ行けば また ゆらゆら・・・
    これって「こっくりさん」のように 糸を持っている人の微妙な力加減で動きが変わる・・てやつでは? 
    ちょっと 夜に話には恐縮ですが

    まあ 折角 赤道へ来たのですから ここでしか見られないパフォーマンスを楽しみました

    赤道のラインと言っても でっかい地球からみれば 本当に小さな点です
    たかが 2・3m 右に行ったからといって それほど変化が出る
    というものではないんだよね・・・ とか思っていますが
    え? 体重は量ったかって?? それは ヒミツです(笑)

    ちなみに 赤道より南へ行っても、栓のある洗面所やバスタブってなかなかないから、渦巻きもなかなかお目にかかれません(笑)
    たまに観察してるけど、栓をうまく真上から抜かないと 綺麗な渦にならないのよね~
    ♀1人旅 我ながら不思議なことをしてますね・・・

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    Re: じゃあ 旅の実験ということで・・・

    のりーた様、こんばんは。

    あなたの書かれたレスを読ませて頂いたところ、何か不思議な気分になってきました。そういう感性をもって文字としての表現も秀逸で、『あっぱれ』でごじゃる。

    今宵は夜も深まってきましたので、また明日もう一度読み直してみます。

    有難うございました。


  • 旅の質問ではありません

    ガイド補さん、こんばんは

    ここは旅のQA掲示板であり、科学の掲示板ではありません。
    従いまして、この質問はこのサイトにはふさわしくないと思います。

    しかし、子供と浜松といわれると、ほってもおけなくなります。まあ、ヤラマイカ精神とでも言いますか。

    まず、地球儀と楊枝とセロテープを準備してください。
    まず、北極で説明しますね。
    北極の地球軸の固定されている部分に地球の北極に接するように楊枝をセロテープで貼り付けてください。楊枝は地軸と直角になっていますね。
    この楊枝は振り子です。地球が自転しても動きません。
    その向きを浜松にあわせて下さい。そこから地球を自転させると、楊枝は香港、シンガポール、ムンバイ、ギリシア、パリ、ロンドンと向きますね。つまり、地球から見ると時計回りをしているように見えるのです。

    逆に南極の地軸の固定されている部分に楊枝を貼り付けますと、楊枝は、浜松、パース、マダガスカル、ケープタウンと指して行きます。これは地球から見ると半時計回りとなるのです。

    赤道ではどうなるか、ちょっと大変ですがやってみますか?
    地軸と同じ方向に、テーブルと壁で糸をはります。それを赤道上の適当なポイント例えば、コロンビアのボゴタあたりに接するように地球儀を置いて、地表での角度を見てみます。すると、糸は南北を向いて見えるはずです。地球を自転させて、地球儀を移動させボゴタを糸に接するように動かすと、やはり地表での糸は南北を向いています。
    動かすときには、地軸と糸の方向を同じに保たないと駄目ですよ。
    これで、赤道上ではフーコーの振り子は動かないことが分かります。

    地球の公転も影響しますが、とりあえずここまでやってみてください。
    ここまで理解できたら、次はコリオリ力なのですが、まずはここまで!

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    Re: 旅の質問ではありません

    ま~おじさん様、こんばんは。

    いつもより遅くまで起きていた甲斐があったようです。
    この類の旅にこじつけた質問が時たまあったように理解していたもので・・・・。

    うんうん・・・・、回答を拝読した途中経過は抜きにしますが、分かりやすくて理解できました。

    ま~おじさん様は、以前コルシカ島が見えるかという問題で回答されていたような記憶が甦ってきました。物理(理科系)が強ようで・・、立派な解説を有難うございました。

    コリオリカというの文字として見たことありますが、意味などはサッパリ分かっていません。
    夜遅くなりましたので、明日にでも引き続き回答頂けますと幸いです。