タイの挨拶 タイにははっきり言葉にする挨拶はもともとなかったのだと思います。戦後、TVの普及で「サワディー」という挨拶が広まったのではないでしょうか。 最初にタイを訪れた20年前は今ほどタイ人からサワディーも聞くことはなかったような感じがします。 キンカオルヤン?(ご飯食べた?) パイナイ?/パイナイマー?(どこ行くの?/どこ行って来たの?) サバイディーマイ?(元気?) 田舎や庶民の生活ではこれらが挨拶がわりだと思います。昔は生真面目に質問に答えてましたが、あまり意味のないことだと後で知りました。 もともとフォーマルな挨拶はワイだったのではないでしょうか。 言葉による挨拶でも私の中ではサワディーよりフォーマルな印象のある アルンサワット(おはようございます) ラートリーサワット(おやすみなさい) はほとんど聞くことはありません。前回の旅でカンチャナブリの水上GHで隣室の学校の先生から久々にアルンサワットを聞きました。 いちばんカジュアルな挨拶は目があったら顎をしゃくるような仕草。これはこれでなんか認めてくれているようで心地いいもんです。 もっともカジュアルな顎しゃくりから、TVでみる国王に対しての這いつくばるいきおいで身を小さくして行うワイまで。日本より複雑な身分社会を反映するようで興味ぶかいです。 PS 僧侶に対しては鼻の位置と書きましたが、親指を鼻の位置にして人差し指は眉間、印堂の位置あたり。頭を下げるのがポイントです。
Re: タイの挨拶 こんにちは お詳しい。によって マンジンさんを、タイ民俗学博士に任命する。 脱帽。 挨拶とは関係ないですが、はっつが感心したタイの風習でオトンボ(北九州の方言?)、 一家の末娘に婿を取り家を継がせる習慣には、合理性がありいたく感心しました。 ではまた。
母系社会 たしかタイは母系社会の伝統があったように記憶します。 マスオさんの方がうまくいくのも知れませんね。
はっつさん 「おとんぼ」 トピ主さん、脱線してごめんなさい。 はっつさん、ご無沙汰しています。 大阪でも末っ子のことを「おとんぼ」と言いますよ。 「乙ん坊」と書き、男の子のことを指すことが多いようです。 使う地域として佐賀・長崎はあるのに北九州は掲載されていませんが、 使っているのですね。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa329760.html http://www.ytv.co.jp/announce/kotoba/back/2301-2400/2376.html 道浦俊彦/とっておきの話 ことばの話2379「おとんぼ」より一部を転載 牧村史陽『大阪ことば事典』を引くと、果せるかな、載っていました! 「乙ん坊」と書いて、意味は「末っ子、おとご。」 男子に限られるかどうかは分りませんが、「ぼ」は「坊」ですから、「男」でよいでしょう。 使用範囲は、近畿のほか西日本全般に広がっているようです。 『日本国語大辞典』を引いてみたら・・・載っていましたよ、少しですが。 「おとんぼ」(乙坊)=方言→おと(弟) おお、やっぱり「弟」も関係しているのか? 「方言」として「おとんぼ」を使う地域としては、 「長野県下伊那郡、三重県、京都府、大阪府大阪市、泉北郡、兵庫県、奈良県、和歌山県、 島根県、岡山県、広島県比婆郡、山口県、大島、香川県、愛媛県、高知県、長崎県西彼杵郡」 そして語尾が伸びる「おとんぼう」は、 「兵庫県揖保郡、神戸市、和歌山県、島根県石見、岡山県、広島県、山口県」 で使われています。 また、撥音の「ん」が欠落した「おとぼう」を使うのは、 「広島県安佐郡・芦品郡、佐賀県、藤津郡」 昨今は少子化で、なかなか「末っ子」という感覚もなくなってきていますから 「おとんぼ」という言葉も廃れてきたのでしょうね。 2005/11/28