09/04/26 08:55

情報が少なすぎます

一応、感染拡大の可能性のひとつにブタは入っていたのですが、
あくまでトリ型を世界は想定していたと思います。
そもそもブタとヒトとの間の塀は極めて低いので、これは十分あり得る
と考えるのが当たり前だと思います。

現段階でわからないのは、
(1)感染者1000人の中味
(2)死亡者約70名は死亡率7%を意味するか、これが最低値なのか
(3)死亡原因
(4)いつ頃から始まったのか
など。

(4)などは、SARSの時に後でわかったのは、中国ではすでに拡大して
いたを隠蔽していたこと。それが(広州市の医師)外部に漏れ出た
途端に世界的な拡大に至りました。米国が絡んだことが凶と出るか
吉と出るかも複雑なところ。力の小さい国だったならば、国境閉鎖
等の強行措置もあり得たのでは?

現時点で言えるのは、あくまで『新型』というだけで感染者が
激増していることと、ヒトの間での水平感染が見られたこと。
新型であれば免疫を持っていないために、あっという間に拡がり
ます。後者に関しては、実は強毒型のトリウィルスでも家族間感染は
起きています。これが交通機関のなか(SARSでは航空機、ホテル、
病院でありました)などで起きれば一気に警戒レベルが上がります。

新型に関しては1918年のスペイン風邪が参考になります。
このときの毒性は現行ウィルスの元祖なので弱毒性です。
しかし、死者は数千万以上。まだ解明されていないことが
多いはず。

以前にNHKで放映されたドラマでも、政府の警戒警報、対応が遅れ、
初期封じ込めに失敗しました。確かに、徒に危険を煽るのも問題。
今、Phase4を発表すれば、間違いなくパニックでしょう。
しかも米国が絡んでいる。
地震予想同様、難しい問題です。さらに、これはあくまで脇役。
主演の役者は後ろに控えています。

H5型のトリインフルエンザがブタに感染し、ブタ間での感染を
繰り返す間に、ヒトに感染能のある強毒性の新型ウィルスが発生
する可能性は大でしょう。

詳しいことはわかりませんが、インドネシア、中国、ベトナムに
目が向いていて監視体制を強化していたところ、盲点であった
北米中米で発生したことも、対応が遅いことに繋がっていると
思います。

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