ワイは美しい 私はタイ人のワイの習慣は好きです。ワイのあるたおやかな時間が好きです。 キュートな女性にチョンと膝を曲げてワイをされたりすると、キュンとします。子供のワイもかわいいですね。ただ、ワイの作法は身分やその時の状況でこまかく分かれるようで外国人には理解するのは難しいようです。私なりにしているスタイル。 ■ 私はホテルのスタッフや飲食的で従業員からされた時。 ベル・フロントなどのスタッフの場合は”微笑がえし”で気分のいい時はかるく会釈。(タイ人もワイを返す人はまずいません) 少しややこしい話をする時などにマネージャー以上の人にワイをされた場合(外国人にはほとんどすることはないです)は顎から首あたりの位置で返します。 ■ 自分の仕事先のスタッフなど(面談の応募者も含む) 胸の上の方で体を伸ばして返します。 ■ 取引先 打ち合わせ前、商談前の場合は相手がしそうなアクションをした場合、こちらもすぐにワイ(同時になるように)少し首を下げて顎から口あたり、もしくは顎から首。相手のポジションや年齢で微妙に変える癖がつきま した。 ■ マッサージ学校の先生 頭を少し下げて鼻の位置で丁寧にこちらからします。 ■ 僧侶 腰をおり、頭を下げて鼻の位置で脇を自然にしめて。心からうやまっていると気持ちでこちらからします。 ■ 子供 友人宅などで子供に挨拶された場合は、胸もとで手をあわせて返します。場合によっては近づいて相手の高さにあわせてします。 タイ人を観察してきて見よう見真似でやっていますが、旅行ではあまりすることはないと思います。駐在でもしない人はぜんぜんしない(タイ語おぼえない人も多い)人はしないでしょう。 する場合は手を日本式にぴったり合わせるのではなく蓮のつぼみをイメージしてふんわりと両手をあわせるのが綺麗です。 ■足の日帰り手術後の通院とか、大変お世話になって感謝の意を示したいときは日本式のお辞儀で「ありがとうございました」と深く腰を折っておじぎ。長年ビジネスなどで鍛えた日本人のおじぎの美しさと謝意は十分伝わるようですごくうれしそうでしたよ。 タイ人のように幼い頃から家庭や学校で躾けられたわけではない外国人ですから、多少のことは目をつぶってくれるでしょう。タイ人が王族などにする礼は大変厳しく、友人が勤務していたホテルにワチラコン王子が滞在し、パーティーに招かれたときは友人(日本人)はひたすら一日中、スカートを持ち上げて膝を折る挨拶の練習をさせられたと嘆いていました。 もし、興味があるならタイ人がどのような相手・場所で変えているのか観察してみると面白いですよ。
タイの挨拶 タイにははっきり言葉にする挨拶はもともとなかったのだと思います。戦後、TVの普及で「サワディー」という挨拶が広まったのではないでしょうか。 最初にタイを訪れた20年前は今ほどタイ人からサワディーも聞くことはなかったような感じがします。 キンカオルヤン?(ご飯食べた?) パイナイ?/パイナイマー?(どこ行くの?/どこ行って来たの?) サバイディーマイ?(元気?) 田舎や庶民の生活ではこれらが挨拶がわりだと思います。昔は生真面目に質問に答えてましたが、あまり意味のないことだと後で知りました。 もともとフォーマルな挨拶はワイだったのではないでしょうか。 言葉による挨拶でも私の中ではサワディーよりフォーマルな印象のある アルンサワット(おはようございます) ラートリーサワット(おやすみなさい) はほとんど聞くことはありません。前回の旅でカンチャナブリの水上GHで隣室の学校の先生から久々にアルンサワットを聞きました。 いちばんカジュアルな挨拶は目があったら顎をしゃくるような仕草。これはこれでなんか認めてくれているようで心地いいもんです。 もっともカジュアルな顎しゃくりから、TVでみる国王に対しての這いつくばるいきおいで身を小さくして行うワイまで。日本より複雑な身分社会を反映するようで興味ぶかいです。 PS 僧侶に対しては鼻の位置と書きましたが、親指を鼻の位置にして人差し指は眉間、印堂の位置あたり。頭を下げるのがポイントです。
Re: タイの挨拶 こんにちは お詳しい。によって マンジンさんを、タイ民俗学博士に任命する。 脱帽。 挨拶とは関係ないですが、はっつが感心したタイの風習でオトンボ(北九州の方言?)、 一家の末娘に婿を取り家を継がせる習慣には、合理性がありいたく感心しました。 ではまた。
Re: ワイは美しい こんにちは >おじぎの美しさと謝意は十分伝わる 日本に住んでいるのに、どこでも、ほとんどしなくなった自分に言われているようで・・・ はっつもいたく反省。もう一度初心に帰って・・・ それにしても蓮の花の形、いいですね。 ついでで申し訳ありませんが件の妄想は忘れましたので・・・ トピ主さんちょっとこの場を拝借、合掌。
Re: ワイは美しい みなさん、コメントありがとうございます。 最初のところにも書きましたが、例えば完璧な作法を身につけたいとか言うわけではなく、今まで知らなかったので興味がわいてきたんです。 マンジンさんが書かれたように、今回の旅では地元の人がどのようにしているのか、注意して見てみようと思っています。 昨晩遅くにスワンナプーム空港に着き、今はチェンマイに向かう飛行機の出発をタイ国際航空のラウンジで待っているところです。こちらの気温は35度オーバーらしくとっても暑いです。GW目前なのになぜか肌寒い東京と比べるとうれしい暑さです。 空港に向かう道路では警察が「ぐでーっ」と警戒してたりしましたが、空港周辺はおおむね平常みたいです。最盛期はbもっとすごいのでしょうが、夜中に到着した時も空港は大勢の人でごったがえしてましたよ。