あまり大声では言えないけれど、サイゼリアの白ワイン、とっても好きです。あの値段であの味というのは、驚異的なコストパフォーマンス・・・といつも思っていて、どこからどうやって輸入しているのか・・・と不思議に思っていたところ、今回株主優待券(外食チェーンではここと香港の大家楽がとってもお気に入りで、両社とも少しばかり株を持っています。) といっしょにハウスワインのことを詳しく書いた冊子が・・・・。
私はイタリアは専門外だけど、それでも「モリーゼ州から全て輸入。」と言われると、モリーゼ州?くらいの疑問は持ちます。冊子にはワインの産地としてはイタリアで最も知名度が低い。・・・となっているけど、ネットで見ていると、最近は産地として注目されている。とかの記事もちらほら。品種がトレッビアーノというのは知っていたけど、テープルワイン向け品種になるんですかね。ちなみに、話が飛びますが、新国立劇場のブッフェのグラスワインはトレッビアーノ500円、シャルドネ700円とあきらかに差が付けられている。・・・・
驚いたのは、そのワインをリーファー(定温)輸送で輸入しているとのこと。リーファー輸送って、てっきり高級ワインだけかと思っていたら、曰く「劣化しやすい安ワインこそ、リーファー輸送すべきだ。」とのこと。確かに言われてみるとごもっともかも知れないけど、なるほどねえ。この手のワインはフレッシュさが命だから、醸造してから、三か月程度で店頭で消費される。とのこと。ワインはなるべくフレッシュなワインを出荷する方が、経営的にはいい。という話はどっか別のところで・・・。
ところで、あそこのお店は、値段の問題はさておいて、「イタリア風和食レストラン」と私は思うのだけど、同社の冊子は「イタリアンの食文化を伝えるには、・・・イタリア料理におけるワインの位置づけは・・・」と言う感じで譲らない。イタリアには例えばタラコスパゲッティとかはないと思うんだけどなあ。