レポート

盗難 (やはりどこかに油断があったか~)

公開日 : 2010年11月22日
最終更新 :

 海外旅行30数回目。ヨーロッパ個人旅行は今回で12回目。音楽を聞きにいく関係で、ウイーン、ベルリン、プラハ、ブダペスト、ローマ、ミラノなどヨーロッパの各地で、ラッシュ時、深夜に、地下鉄は便利なんでよく利用してきましたが、初めて盗難、スリにやられました。
まさか、自分がやられるはずがないとのやはりどこかに油断があったと猛反省しています。

 パリの地下鉄1号線。日本人ねらいの地下鉄スリがいると、事件後、「地球の歩き方」を見て再度猛反省。
まさしくそれの類だったんでしょうね。
11月11日、第1次世界大戦勝利記念日の祝日。昼食後、グラスワインを飲み少し緊張感も緩んでいたんでしょう。
家内と2人。午後2時頃にルーブル・リボリ駅からフランクリンルーズベルト駅までの乗車予定で1号線に乗りました。
乗ったとたん、そんなに満員状態ではなく入り口付近に立っていました。それなりに隙間があったのですが、2人連れ?(入り口の簡易座席に座った酒を飲んだ老人が私にしきりに揺れ動く地下鉄なんで入り口付近の真ん中に立つ手すりをもつようしきりに言っていたのでこれも肩から提げたカバンから腕をはなすための誘導か?)の少女のうち1人が小さい判別のしにくい地図を差し出しモンパルナス駅はどこかとしきりに私に聞く。
これまでもどういうわけはヨーロッパの街角で私はよく道を聞かれることが多くそれなりに対処してきたので、同じと思い込んだのが間違いのもと、油断だったのでしょうか?もう1人の少女が座席への方向をさえぎるように両手を広げるしぐさ。でも、、真に受けた私はショルダーバッグの外側においていた地下鉄の地図を広げる始末。
今から思えば緊張感もなく恥ずかしい行動。コンコルド駅に到着するやいなや2人連れの少女はもういいというしぐさで下車。何事のなかったかのようであったが、次の下車駅のフランクリンルーズベルト駅で肩からつるしたカバンをさわると、チャックは開いていないのにおかしい。中を見たら「財布がない、しまった。」。クレジットカード3枚、マイレージカード2枚、そして日本円1万5千円。
落ち込みました。何で、わたしが。前日まではいつも使うクレジットカード1枚しか持ち歩いていなかったのに。
 
 早速、ホテルへ帰り、30分後に日本のクレジットカード会社へ連絡をし、カード使用停止に。また、帰国便の航空会社へ「購入したクレジットカードの盗難を連絡」、さらに加入した保険会社のパリ事務所へも連絡。
現金以外は、カードは使用停止後及び停止前60日前まで補償がさかのぼるということで一応安心、今日までのところ使用された形跡はありません。
まさか、「人一倍用心深い私が」と思うと情けないやら恥ずかしいやらで、投稿をずいぶん迷いましたが、
今後、旅行される方の参考にと書きました。
 
 そうそう持ちあるいていたカバンはこういう感じのものでした。
http://www.amazon.co.jp/Orobianco-%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3-OROBIANCO-SALVINA%E3%80%90%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%80%91%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E4%BB%98%E3%81%8D2WAY%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0/dp/B0049SS7SQ/ref=pd_sim_sbs_shoes_4
 
 後から思えば、手で行く手をさえぎった少女は片手をポケットに突っ込んでいたと家内が言ってましたから「もしかしたら凶器」。そう思うと現金だけですんだことはまだ幸いであったのかも知れません。怪我でもしていたら思うと怖くなりました。
 帰国は翌日の夜でしたが、次の日の美術館観光時もカバンのチャックをしっかりと握り締め、また、帰国の機内でも体のそばから離さないなど緊張感でいっぱいでした。
 でも、ヨーロッパへはまた行くつもりです。初めて海外へ行ったときのように、緊張感と大事なものは肌身離さずということでしょうか?
 それと余談ですが、ホテルの朝食で出会った日本人女性が昨晩パリに着いたが、成田を発つ際、搭乗ゲート付近でスリにあいお金を取られて大変だったとの話を聞きました。そのときは人ごとのようの聞いていましたが・・・。
 皆さんも気をつけてください。

 

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8件のコメント

  • 参考にさせていただきます

    fledermausさん こんばんわ
    旅先ということもあり、大変お困りになったことかと存じます。
    無事に帰国したとはいえ、なにやら後味の悪い旅行になってしまいましたね。
    唯一の救いは、fledermausさんが、後進への参考にと、このレポートを寄せてくださったことです

    私は欧州は未踏です(この先も行く機会はないかもしれませんが)
    でも 悪い人は、ちょっとした油断や心の隙間を狙っているんだな~
    あらためて 感じました。
    私の旅の参考にさせていただきます
    ありがとうございました。

    今度はfledermausさんの欧州の旅日記や、本場の音楽談義も楽しみににしております。 


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  • こうゆう、情報はぜひ載せてほしいのです

    fledermausさん
    大変でしたね。
    日本では会うことの少ないこれらの
    事ですが。
    海外では、金持ち旅行者を狙った
    このたぐいの専門職がかなりいます。

    そうです、かれらはプロ中のプロです。

    なぜそういえるかとゆうと、いきなり
    財布やバックを狙わずに、別の理由を
    相手に突きつけ、引き回したうえ

    犯行しやすい状況に追い込み最後に
    勝負にでて、きめるのです。

    別な例ではケチャプをかけたりとか
    なれなれしく話しかけ、自分の財布を
    みせ相手にもださせて引ったくるとかです。

    やつらは、おれおれ詐欺なみのストーリーを
    準備して犯行におよんでます。

    ですから、最後の瞬間までわからないのです。

    旅行者が防衛するには詳しい手口を知ることが
    大切ですが、たいていは掲示板などに書き込みません
    みっともないからです。

    書いてもかなり間抜けにみえます、なぜなら、
    結果を先に書くからです。そうしないと説明できない。
    余談ですが、私は別の掲示板に書き、旅行も
    したこともない連中に散々ひどいことをを
    いわれました。

    でも現実は最後までまで判らないのです。

    こうゆう、情報はぜひ載せてほしいのです。

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    Re: こうゆう、情報はぜひ載せてほしいのです

    ほんと、ほんと。真面目に書いてるのに、ウソツキにされました。でも、ちゃんと読んで、注意しましょう。とくに、フランスは、凄いらしいけど、他の国にも、通勤してくるそうですから。それと、景気が悪くて、観光客が減ってる分、狙われます。あと、女性に、ユウ拐も、あるからね。・・・字がでないけど、さらわれることだよ。北朝鮮じゃなくて、アラブらしい。付いて行くなよ。

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  • まさに!お手本!何か感動しました!後の人の事を考えた「トラブル事例発信」に感謝!!

    海外旅行経験30数回という旅行のベテランになると、「トラブル情報」発信の方も、ずいぶん違う物だなぁと感心しました!
    実際の所、旅慣れていない人だと、いざ!「トラブルに遭った!」となっても、何の手続きをして、どこへ行けばいいのか?わからない?とか、パニックになってしまって手続きがおろそかになってしまって、クレジットカード停止の手続きを取るのを忘れたりとなってしまう物です。
    海外旅行保険などに入っていても、現地で物を盗られたりしたら現地の警察の証明書とか、いろいろな証明書類が無いと、なかなか保証されなかったりするので、パニックになってしまうと忘れてしまうのです!
    手続きの流れもスムーズで、被害に遭った場合でも、最小の被害で抑えるという海外旅行のトラブル対応のお手本のような行動が、スムーズにできる事に感動して、自分も、そのような旅行者になれたらいいなぁと感心しました!
    しかも!ご自身の心配をされるよりも先に、「今後の旅行者が被害に遭わないように!」との判断から、投稿されているなど、やっぱり旅のベテランになってくると、精神性も高いなぁと感心しました!
    「旅スケ」の掲示板を見ていると、壊れた事に(あるいは、盗られた事に)して、物品を自分で壊して、海外旅行保険に申請すればお金が戻ってくる。とか、非常に、危ない事を書く人もいる中で、このような「トラブルに遭った場合の手続きの流れのお手本」のような投稿を見ると、とても感動しました!
    自分の事よりも、他人の事を心配する人程、旅行中には、いろいろと助力してもらえたりという経験が自分もあるので、旅行の精神性は、このように高く持っていた方が、後も気分がいい物です。
    後に旅行へ行かれる方の為を思って、こうしたトラブル事例を書いて下さったベテラン旅行者の人に感謝です。
    自分の時には、ツアー中にツアーメンバーが「スリ未遂!」があって、ガイドさんが発見してくれたので、犯人はすぐにつかまったのですが、ツアーのような団体行動でも「スリ未遂!」が起きた事があって、当時は、とてもショックが大きかったのです!
    (これも、フランス。詳しい当時の様子は、自分の「旅スケ」の所に書いてあります!国や地域や、「スリ」とか「ひったくり」とかで、パターンが、いくつか決まっていてあるようです!フランスの被害は、「手の込んだ細かい事」をやるようです!)

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  • 10/11/24 00:42

    カバンに財布があるのを感づかれた?

    大金でなかったとはいえ、後味が悪いでしょうね。

    この二人の少女はおそらく他にも仲間がいて、スリ盗ったものは、手から手に渡って、その二人を捕まえても、財布は出てこないことが多い、というのが、フランス人の知人から以前聞いた話です。

    たとえ少女を捕まえても、財布を持っていなかったら、衣服を全部脱いで裸になり、持っていないだろう、何で自分が犯人なんだ、と居直ることもあるそうです。

    男性だと、財布をズボンのポケットとかに入れる人は多いと思うけど、カバンに財布を入れる方という方はあまり聞かないですね。(通常使うのではなくて、特別な保管用だったのでしょうか。)
    でも、その少女も、カバンに財布があると当たりを付けて、感触で抜き取ったのだから、なかなかの腕前だったのではないでしょうか。

    何年も前、フランス人の家庭に短期にホームステイさせて貰ったとき、そこの家の人から、
    「財布は、ズボンのポケットでも、上着の横のポケットでもすられるから、必ず、内ポケットに入れて、上着のボタン又はファスナーは、きちんと閉めて歩くように。」
    といわれました。
    必ず守っているわけじゃないですけど、うっかり習慣で財布をズボンのポケットに入れたときは、乗り物の中では、そのポケットに手を突っ込んで、ポケットの中で財布を持っています。(私の場合、おしりのポケットには決して入れない習慣です。)

    フランスではスリの罪は強盗よりはかなり軽くて、その背景には、日本と違って、すられた場合、すられる方にも落ち度があるという考えがあるそうです。


    災難は忘れた頃にやってくる(といっても、忘れるからね~)

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    Re: カバンに財布があるのを感づかれた?

    > フランスではスリの罪は強盗よりはかなり軽くて、その背景には、日本と違って、すられた場合、すられる方にも落ち度があるという考えがあるそうです。
    > 災難は忘れた頃にやってくる(といっても、忘れるからね~)
    心得ておきます。    (ありがとうございます)

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  • Re: 盗難 (やはりどこかに油断があったか~)

    初めまして。

    初めての時よりも、慣れてきたときの方が油断が大きいのかもしれませんね。
    私も気を引き締めたいと思います!

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  • 退会ユーザ @*******
    10/11/23 12:14

    私も気をつけます。

    旅行前に読ませていただきました。

    パリに以前いったとき、ガラスばりのカフェで、同行していた
    人とお茶をしていて彼女が、鞄を無造作においていたら、現地
    の人が、気が緩んでいたのがわかったのか、すりに気をつけてね
    と注意してくれたことを思い出しました。

    カードの連絡先など、しっかりメモしていこうと思います。
    一人旅なので、何かトラブルにあったら、どうしようもなく
    なりますので。

    大切なリマインドをありがとうございました。

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  • ご投稿に感謝!

    fledermausさん、ご投稿ありがとう御座います。

    > まさか、「人一倍用心深い私が」と思うと情けないやら恥ずかしいやらで、投稿をずいぶん迷いましたが、
    今後、旅行される方の参考にと書きました。
    私共夫婦も気をつけます。

    明日から家内が渡米(娘が来月出産なので・・・手伝いに)しますので、さっそくクレジット番号と連絡先をメモさせました。
    娘の婿がフランス人(でも、仕事は米国)、パリへはほんにたまに参りますので、私共夫婦も気をつけます。

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    甘い甘い

    ぼんそわ~~~る、めーじむらさん

    パスポートの写真のページと、クレジットカードの裏表をコピーしてバックの隅に。

    さすけねえの最悪のことを想定しての予防策せす。

    同行の人がバンコックのホテルのチェックアウトのとき脇に置いたかばんをすられ、大変な目に。

    さすがに楽天家のさすけねえも自衛しています。

    成功を祈る!

  • 台湾で、バギーを押していたらポシェットをすられました

    ぼんじゅ~~~る、fledermausさん

    さすけねえは、子どもが赤ちゃんだった時代に、日本からバギーを持っていってそれで押していたところ見事にポシェットをすられました。

    完全に腰から体に触れず掏ることは可能な格好でした。

    中身はガイドブックと筆談用のメモ用紙とボールペン程度。

    商売にしている人にとっては小銭も入っていないしろものでした。

    パリの地下鉄は、極力ドアの前でなくその中に入って連結器側に顔を向ける位置のいすに座っていました。

    商売人はかもを目に付けたら数人で囲んでぐるになって仕事をします。

    まさにそのパターンですね。

    ここに書きこしてくださったことで、ここを覗いている方々には良い教訓です。

    今度はすられないように、成功を祈る!

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