スイス人の語学能力と日本人・・

いえ 少しまぜっかえさせてください。

ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語。ついでにロマンシュ語っていうならみんな兄弟言語なんですよね。 兄弟姉妹でいいすぎならばせめて従姉従兄弟、また従兄弟従姉ぐらいです。

おおもとのローマ帝国の言語ラテン語のながれをくむのはイタリア語、フランス語ですが、文法的には最も色濃くラテン語文法が残っているのがドイツ語だとか(この部分は友人の受け売り・・責任はもちませんが)。それとスイスに残る文化遺産的言語ロマンシュ語もラテン語法がかなり濃厚だとか・・。

さて英語とフランス語ですがこれも仲が悪い?のは一種の近親憎悪?で、ジャンヌダルクの活躍した時代は英国王朝がフランス全土の半分・・もしかすると5分の3以上を占領していましたし、その時代の前の十字軍華やかなりし頃(ロビンフッドの大活躍していた時代の)は英国の宮廷ではフランス語が公用語だったとか。

つまり 私たちから言えば天と地の違いに見えても実は津軽と鹿児島、ちがっても沖縄うちなんちゅう言語程度の差だといえそうです。

単語どこか似ているとか、少なくとも文法が同じとか、つまり憶えるのに憶えやすいつながりがあちこちに残っているんです。

それともう一つ、この国は小さな国で長い間列強に囲まれた貧しい、しかし強靭でしたたかな人々の国でした。 そのために古くから出稼ぎの連続でした。 つまり言語能力は生き残りには必須の才能だったのです。

他言語に鈍感でいられたこの国の幸と不幸?をあらためてこんなところからも考えてみたいものです。

妄言多謝。

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1件のコメント

  • Re: スイス人の語学能力と日本人・・

    こんにちは
    なるほど、そういうわけなのですか。
    そういえば、日本は島国なわけですが、ヨーロッパは大陸で地続きで他の国とつながっているので、単純に日本語の感覚とは比較できないというわけですね?
    スイスへ行くと驚くのが、普通の感覚で、たくさんの言葉を話すので、うらやましいなぁとか思っていたのですが、言葉の歴史が近いのですね。
    やはり、楽して勉強できるわけでも無くて、地道に頑張ります。
    はぁ、これはけっこう歴史の勉強もやっておいた方が言葉のつながりの歴史も把握しやすいかなぁと思いました。
    ヨーロッパの他の国でも、けっこう普通に何ヶ国語か話すので、どうなっているのかなぁとか思いましたが、言葉がつながっているという事なのですね?

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