わかる範囲で..

こんにちは。2年前の書き込みを参考にしていただいているとのこと、うれしいことです。
情報共有の面もありますので、できる限り、この掲示板でお答えしたいと思います。

一般的な物価の状況としては、シリアは2008年春に石油類価格を約8割アップという大幅引き上げを行いましたので、それに伴って市内バスやセルビスで運賃が2倍、会社間競争のある長距離バスやホテル代、飯代などでも1.5倍程度に値上がりしました。また、有名無実化していた出国税についても、陸路500SP(ほか用紙代50〜60SP)、空路では1500SPと大幅値上げして08年夏から徴収を再開しています。
ヨルダンは、ここ数年は、毎年2〜3割のインフレが続いてきましたので、07年版ガイドブックの各種料金の5割増くらいを見ておけば目安になるかと思います。

1 パルミラの観光所要時間
人によってかなり異なりそうです。メインストリートに沿った無料の区域だけなら、早い人で2時間といったところでしょうか。墓の谷は、歩くにはやや遠く、見学時間が決まっている上に鍵を開ける係員に付いてエラベール家と三兄弟の墓の間を車で移動しないと両方ともは見れません。
2 アラブ城へのバス
寡聞にして存じません。声をかけてくるタクシー運転手は、たくさんいます。
3 パルミラ〜ダマス間
間違いました。確認しましたが、3〜4時間です。カドムースをはじめ数社運行で、パルミラには共同ターミナルはなく、それぞれの事務所が発着場所です。たいていは、デリゾール発のバスに途中乗車ですので、遅延や、バスが着いてみたら満席で乗れないということがままありますが、他社の事務所まで比較検討しに行くのもちょっとめんどくさいという、困った状態です。
4 ダマス〜クネイトラ〜アンマン貸切料金
これは自分でやってみたことがないので、なんとも言えません。相手の運転手と、状況次第でかなり変わるとしか申し上げられません。交渉前に、最低でも最新の通常運賃は確認しておかないと交渉にはなりません。貸切なので、今すぐ出発できる(運転手の客待ちの時間と手間とイライラが省ける)ことをエサに、つるんでない複数の運転手と交渉して比較することをお薦めします。ちなみに、ガラージュハラスターや、ダマス市街中心部の一般的に旅行者が歩く地区には国際乗合タクシーはいませんので、一般のタクシーとしか交渉できません。
ガラージュ・ソマリエへ行くセルビスは、アルハラメインホテルからシュクリー・アルクワトリ通りに出て、ちょっと東に進んだごちゃまんとセルビスが発着する乗り場から乗れます。ガラージュ・ソマリエで通じない時は、「ウトストラード・ソマリエ」と言ってみてください。セルビス屋根上の行灯にも、アラビア語で「ウトストラード」と書いてあります。このセルビスの発地は今現在手元に控えがありませんが、ハラスターではありませんでした。
5 クネイトラの許可書
当日ではなく、訪問日指定でも取れるはずです。金・土の休みや、5月1日メーデー、5月6日殉教者追悼の日などの祝日にも注意が必要です(6日の休みは近年廃止されたかもしれません)  ただ、クネイトラ現地の観光客対応が、夕方何時で終わるか知りませんので、こちらもネックになるかもしれません。クネイトラではグループ毎に係員(たぶん内務省)がアテンドします。あそこも役所なので、15時で終了ということも考えられます。
6 これからの季節は朝6時には十分明るいですから、パルミラ宿泊の翌朝、5時くらいから動き出して9時のバスに乗って、13時頃許可書を取ってなら、クネイトラも回れるかもしれませんね。

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1件のコメント

  • ありがとうございます

    詳しくアドバイスいただきありがとうございました。
    お礼が遅くなって申し訳ありません。

    出発が近づいてきて少々焦っているのですが、またアドバイスいただければ嬉しいです。

    パルミラ→ダマスカス→ボスラをバスで移動し、
    ボスラ見学後セルビスでアンマンへ向かいたいのですが、可能でしょうか?
    6人での移動ですので、タクシー2台ではなく、できれば6人乗れる手段で移動したいと思っています。

    アンマンでは、パレスホテルに宿泊しようかと思っているのですが、評判などご存知でしたら教えてください。
    また、パルミラのおすすめ宿もありますでしょうか?

    アンマン以降の日程についてもアドバイスいただければと思っていますので、
    別スレを立てますので、よろしくおねがいします。

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    ボスラからの足

    risarisaさん、こんにちは

    ボスラからの6人での足ですが、ダマスカス〜アンマンハイウェイ上の国境のシリア側出口で、ヒュンダイのスターレックス(8人乗りのワゴン。トヨタや日産から出ている家族用ミニバンのヒュンダイ版)を拾ってチャーターしたことがありますが、残念ながらボスラではそんなワゴンが客待ちしているのをみたことがありません。また、ヨルダンに越境するとすれば、たぶん越境ライセンスを持っていないとメンドクサイのでいやがるドライバーが多いかもしれません。セルビスドライバーの越境を見ていると、チェックポイントでパスポートは見せますが、スタンプを押す出入国窓口には行かないで処理しているようですので。
    というわけで、ボスラ市内で、アンマンまで行ってくれる上記のようなワゴンタクシーを見つけるのは難しいかもしれません。
    また、上記のスターレックスは、人の足もとを見ていることもありますが、ちょっと高かったです(国境出口→ボスラで頑として500SP。その当時500SPといえばダマス発アンマン行きセルビスの一人分。ちなみにダラア〜ボスラのセルビスが当時たったの15SP。)

    シリア〜ヨルダンの国境は徒歩越境が認められないので、ボスラにうじゃうじゃいる一般の乗合セルビスワゴン車(ダラアとの間を頻発)をチャーターして国境で降ろしてもらって、徒歩越境することは不可能です。

    ダラアには、ヨルダン側マフラックまでを専門に走る国際乗合タクシー(残念ながらワゴン車ではなく、ダマス〜アンマンのような乗用車です)がけっこういますが、ボスラではこれも見たことがありません。地図で確認すればわかりますが、ダマス〜アンマンハイウェイというのは、ダラアとボスラの中間ややダラア寄りを縦貫しますので、ボスラで見つけられればそれに越したことはないんですが。

    というわけですので、6人全員が乗れる、しかもアンマンまで越境してくれるワゴンタクシーを探すより、一般の国際乗合セルビス2台分乗、それもダラアに移動して、が現実的かもしれませんね。(上記の通りボスラ〜ダラア間はセルビスワゴンが頻発してます)
    ちなみにダラア発の場合、イルビッド行き(こちらは別の国境を通る)か、マフラック行きセルビスが基本です。マフラックからもアンマン行きバスがありますが、日没前に終車してしまいますので、時間によっては運転手と交渉の上、ダラア発の時点でアンマン行きにしないと危ないです。イルビッドからでしたら、最終バスは夜7時発。しかもその後でも乗用車型のセルビスが期待できます。

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