タクシン派、反政府デモ中止を決定 撤収・解散始める

反政府デモを中止=タクシン派、首相府撤収-幹部ら警察に出頭・タイ
4月14日15時55分配信 時事通信


 【バンコク14日時事】タイで反政府デモを続けていたタクシン元首相支持の「反独裁民主同盟」は14日、抗議デモの中止を決定、首相府周辺から数千人いたデモ隊が撤収した。幹部数人はこの後、自ら警察に出頭した。アピシット首相は近く、バンコクと近県に出していた非常事態宣言を解除するとみられる。
 民主同盟幹部は同日昼前、首相府近くに設置されたステージ上から、反政府集会を一時解散すると宣言。「敗北ではない。再び帰ってくる」と述べた。 




<タイ>タクシン派、抗議デモ中止を決定 解散始める
4月14日16時8分配信 毎日新聞


 【バンコク西尾英之】タイの首都バンコクで激しい反政府抗議行動を行っていたタクシン元首相派市民団体「反独裁民主戦線」(UDD)は14日、抗議デモの中止を決定。市中心部の首相府周辺に集まっていた赤シャツ姿のタクシン派は一斉に解散し始めた。政府は同日夜にもバンコクに出されている非常事態宣言を解除する見込みで、2人の死者と100人を超える負傷者を出したタクシン派による抗議行動は、ひとまず収束することになった。

 軍は13日夜から、首相府周辺に集結した数千人のタクシン派を包囲。アピシット首相は同日夜、タクシン派に対し解散しない場合は強硬手段も辞さない姿勢を示していた。

 UDDの最高指導者は「アピシット政権に降伏するのではないが、我々の生命を守るために(中止を)決断した」と語った。

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