久しぶりの上海でしたが、まあ、変わっていること・・・・・。びっくりです。
虹橋の站から高速鉄路(「歩き方」にはわざわざ新幹線の簡体字まで載せていますが、こういう言い方は見なかった。)が南京まで走りだした。というので、とりあえず蘇州まで行ってきました。
まずは虹橋站のばかでかさ。コンコースがサッカー場4面くらい取れそうな広さが二つ、あります。これって第二ターミナルから徒歩で移動・・・なんていうと、大変なことになりそう。(地下鉄で一駅あるくらいなので。)
それでも、各所にある「案内機」と「切符自販機」を見れば、およそ全て解決。案内機の方は時刻、切符の残り状況等が出てくるのですが、いかんせん、プリント機能がないのが問題。中国人もメモして書き写している。自販機は現金しか使えませんがお釣りも出てくるし、すぐれもの。広州-深せんで和諧号に乗ったことがありますが、専用線は違うのか、まず席が「二等」という表示になっていて、びっくり。ついに硬座、軟座の言い回しがなくなって行くのか・・・・しかも、いつものオレンジ色のチケットでなく、青色になっている。蘇州では窓口で買いましたが、同じ青色だったので、別のコンピュータシステムを導入しているのか。・・・・
前日に買って、乗車当日。やはり乗り方はいつもといっしょで飛行機のように、待合室で待って、一斉に改札が始まる方式。虹橋站はこの待合室がとてつもなく広い。・・・・・ところが大欠点があって、行き先と乗車ステイタスが漢字表示のみ。乗り場ホームの入口表示が「正在検票(改札中)」という表示に変わらないと、改札機に切符を通してもはねられます。広深鉄路は紙切符にICチップを仕込んでいましたが、こちらは磁気式でやや後退か・・・・?
乗ったG7126(Gって、高鉄の高(gao)のGなんでしょうね。)は内装が木目調でえらくおしゃれ。広深鉄路の和諧号とは違う。・・・・ドアの上に速度表示がされます。昆山南、蘇州と「ひかり、こだま型」ですが、最高速度298キロ・・・・。ちょっと怖いですけどね。中国の高速鉄道は本当に安全か?というのはもうちょい議論されてもいいと思いますが・・・しかも、南京のラーベさん以来中国と仲のいいジーメンス(と子会社のトランスラピッド)はドイツ本国のICEで大事故をおこしていますし・・・・。
蘇州站はまだ改装中。日本と同様で駅のさびれた(?)方に高鉄を通して、蘇州の場合は、その「北口」にバスターミナルとかを集めています。ここもえらくでかいコンコースを作って高鉄用待合室もでかい。・・・この調子でどこもかしこもやっていくと風情のある駅はなくなるのでは。・・・ちなみに南京線は上海南発着がなくなって、上海と虹橋の二つから出るようになっていますが、これもまた便利なのか不便なのか・・・・浦東とかに住んでいる人はわざわざ虹橋まで行くと不便だからなのでしょうが、例えば、東京発がないから新宿に移動しよう。という訳にもいかず、難しいところか。車窓から見ていた、上り列車の混み具合に「恐怖」を感じて、降りてすぐに四時間後の列車の切符を取りましたが。
備え付けの雑誌が「上海鉄道」となっていて、ふーん。と感心。「空港」という表現も多いし、巴士は普通に使われるし、広東語、日本語がだんだん入り乱れるか。・・・・
蘇州まで20分くらいだったか、41元。時速298キロの乗物に20分乗って500円、というのは日本では無理だから、まだまだ安いと見るべきか・・・・
ちなみに蘇州滞在が四時間くらいだったので、拙政園と留園しか行きませんでしたが、どちらも中国人団体客で埋め尽くされていて・・・前者は朝の8:30に入場したのに、もう人が一杯で観光どころではありません。外国人観光客なんてどこに行ったのか・・・日本人団体で唯一見かけたのは、留園で○○旅行の旗を掲げた団体でしたが、ガイドの日本語が下手くそで、解説をこそっと聞く気にもならず(日本人向け観光地では時々やるのですけど。)やっぱり時代は中国か・・・と改めて実感(?)。万博が終わるまでは、上海周辺観光地は「観光」ならないでしょうね。個人的感想ですが。・・・・
上海站は地下鉄一号線乗換用改札口があって・・・あんなのあったかなあ・・・・便利です。そのまま私が大好きな徐家匯まで行って、上海人の雑踏に足を踏み入れましたが