在タイ日本大使館が不要不急の外出自粛を要請

バンコク都を含む計6都県における非常事態宣言発令に伴う注意喚起(続報1)(2009年4月13日 13:00現在)


13日午前3時5分、バンコク都内にある憲法裁判所に3発の爆弾が投げ込まれ、うち1発が爆発し、軍関係者1名が負傷しました。また、午前4時、警察隊は、バンコク都内戦勝記念塔付近のディンデーン地区に集まっていたUDDデモ隊に対し、催涙ガス等を使用して強制排除を行いました。その際に70名以上の負傷者が発生し、そのうち数名は重傷との報道がなされております。更にウィタヤー公共保健大臣は、UDDデモ隊がディンデーン団地前に置いたガス積載車が爆発した場合、付近に多大な損害をもたらす恐れがあるとして、周辺住民に対して緊急避難を行うよう呼びかけております。

サイアム・パラゴン、セントラル・デパート5店舗(センラル・ワールド、チットロム店、ラプラオ店、ピンクラオ店及びシーロム・コンプレックス店)及びZENデパートは、15日まで閉店することを決め、ビッグC・ラプラオ支店は50台のタクシーがラプラオ通りを封鎖したため、現在休業している状況です。

警察・軍及びUDDによる道路封鎖地域も拡大しており、戦勝記念塔付近を中心として現在二十数カ所(詳細はこちらを参照して下さい)で道路が封鎖されており、今後封鎖地域が拡大する可能性もあります。
また、タイ政府は首都圏の治安状況回復のために、非常事態対策本部を設置する旨の首相府命令を発令し、治安の正常化に努めるとともに、アピシット首相は、15日までには正常化のための必要な対策をとるとしております。

 つきましては、タイに渡航・滞在される方は、報道等から最新情報の入手に努めるとともに、治安情勢が沈静化するまでの間は不要不急の外出は控えるようお願い致します。更にUDDが占拠している首相府、UDDデモ隊が今後向かうことが予想される憲法裁判所、首相私邸(スクンビット31)等の政府機関・施設、その他集会・デモ等には絶対に近づかないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう引き続き十分注意してください。

 加えて、政治的主張の違いに基づき、それぞれの集団は独自のシンボルカラーとして赤色(親タクシン派)、黄色(現政権支持派)のシャツ等を着ておりますので、付近地域に外出の際は混乱・誤解を避けるため、同色以外の服装の着用をお勧めいたします。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
  電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
  FAX :(66-2)207-8511
○在チェンマイ日本国総領事館
  住所:Suite 104-107, Airport Business Park, 90 Mahidol Road, T. Haiya, A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
  電話:(66-53) 203367
  FAX :(66-53) 203373

http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/news/090413.htm

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