クネイトラまでは難しいかも ダマスカス〜アンマンの国境は24時間オープンです。これからの季節は暑くなるので、日没後にこの2都市間を移動する人も多く、タクシー、自家用車、セルビスなどで昼間より込んでいるくらいかと思います。私の経験ではダマスカスを日没くらいでしたらセルビスを捕まえるのもそれほど問題ありません。19時半頃出て、深夜24時過ぎにアンマンに着いたこともあります。この時は同乗したイラク人のヨルダン入国審査に1時間以上かかったので遅くなりましたが、たいていはダマス→アンマン4時間というところです。パルミラからダマスまでは5時間程度ですので、アンマン着が深夜でも構わなければ、昼頃出ても、アンマンまで着けるでしょう。 タクシーで国境を越えることもできます。この場合は、パルミラのバスの着くガラージュ・ハラスターですぐに捕まえて、ダマス市街をパイパスできるので1〜2時間は短縮できそうです。 基本的に、たいていのことでできないことはないと思って問題ありません(料金は状況や交渉力でかなり変わりますが) クネイトラは、ダマスカスの管理事務所で許可書を取って行く必要があります。取得に要する時間は、込み具合にも寄りますが、早くて30分です。またこの事務所は遠くはないんですが、目立たない上に、タクシー運転手でも知らない人がいます。役所なので、15時くらいには閉まりますし、午後になると係員のやる気がなくなっていることも考えられます。パルミラを見てから出発だとちょっと難しいかもしれませんね。 なお、ダマスカスからアンマンまでは、深夜でもバスやセルビス、タクシーで移動する人がいますので、許可書が取れれば、ちょっとくらいダマスカス発が遅くなっても、アンマンまで移動することはできるでしょう。タクシーなら、ダマスカス〜クネイトラ見学〜そのまま国境越えというルートが取れます。タクシーならダマス〜クネイトラが小1時間、クネイトラ〜国境も1時間程度といったところです。公共交通機関では、いったんダマスカスのソマリエまで戻らないと、シリア南部へは行けません。
Re: クネイトラまでは難しいかも アンマンレジデンスさん、こんにちは。はじめまして。 過去ログでいろいろ参考にさせていただいています。 ただ、参考にさせていただいている内容が2007年のものなので、 だいぶ状況が変わってきてしまっているとは思うのですが・・・。 ガイドブックの内容も、あんまりあてになりませんし(^^;) 物価は相当上がっているようですね。 自分でもいろいろネットで検索しているのですが、有効な情報を得るのに 苦慮しているところです。 もしよろしければ、いろいろお伺いできれば嬉しいです。 メールで教えていただくこともできますでしょうか? さて、ご回答いただいた内容についてさらにお伺いしたいのですが、 1. ダマスカス~アンマン移動日は、朝からパルミラ観光を予定しています。 パルミラ遺跡の観光は何時間ぐらいあれば周る事ができるでしょうか? 前日夕方にパルミラ入りして、夕方にアンマン城へ行く予定です。 2. アンマン城から夕陽を見たいと思っています。アンマン城へ行くのに、バスがあるそうですが、ご存知でしょうか? 3. パルミラ~ダマスカスまで5時間とのことですが、私が調べたところ3時間半ほどという情報が多かったのですが、 5時間必要でしょうか? 4. ダマスカス~アンマンの乗合タクシーを貸しきってクネイトラ経由でアンマンまで行った場合、料金はどれくらいかかりますでしょうか・・・。6人でシェアしますので、2台必要になるのですが・・・。また、ダマスカス~アンマンの乗合タクシーの料金がかなり高くなってきていると聞いたのですが、そうなのでしょうか。 5. ダマスカスの管理事務所でクネイトラの許可書をとるのは、パルミラへ行く前に取れればと思うのですが、クネイトラへ行く当日の許可書しか有効ではないのでしょうか? 6. クネイトラへ行きたい気持ちがあるのですが、パルミラ観光もありますし、正直どうしようか迷っています。 パルミラをゆっくり観光してダマスカス~アンマンを移動するか、クネイトラへ寄るか、はたまたボスラへダマスカスからバスで行って、そこから乗合タクシーでアンマン入りするのもいいかな・・・とも思っています。 同行者もいますし、費用面、時間面で制約があるので、どれがベターか迷うところです・・・アドバイスよろしくお願いします。
わかる範囲で.. こんにちは。2年前の書き込みを参考にしていただいているとのこと、うれしいことです。 情報共有の面もありますので、できる限り、この掲示板でお答えしたいと思います。 一般的な物価の状況としては、シリアは2008年春に石油類価格を約8割アップという大幅引き上げを行いましたので、それに伴って市内バスやセルビスで運賃が2倍、会社間競争のある長距離バスやホテル代、飯代などでも1.5倍程度に値上がりしました。また、有名無実化していた出国税についても、陸路500SP(ほか用紙代50〜60SP)、空路では1500SPと大幅値上げして08年夏から徴収を再開しています。 ヨルダンは、ここ数年は、毎年2〜3割のインフレが続いてきましたので、07年版ガイドブックの各種料金の5割増くらいを見ておけば目安になるかと思います。 1 パルミラの観光所要時間 人によってかなり異なりそうです。メインストリートに沿った無料の区域だけなら、早い人で2時間といったところでしょうか。墓の谷は、歩くにはやや遠く、見学時間が決まっている上に鍵を開ける係員に付いてエラベール家と三兄弟の墓の間を車で移動しないと両方ともは見れません。 2 アラブ城へのバス 寡聞にして存じません。声をかけてくるタクシー運転手は、たくさんいます。 3 パルミラ〜ダマス間 間違いました。確認しましたが、3〜4時間です。カドムースをはじめ数社運行で、パルミラには共同ターミナルはなく、それぞれの事務所が発着場所です。たいていは、デリゾール発のバスに途中乗車ですので、遅延や、バスが着いてみたら満席で乗れないということがままありますが、他社の事務所まで比較検討しに行くのもちょっとめんどくさいという、困った状態です。 4 ダマス〜クネイトラ〜アンマン貸切料金 これは自分でやってみたことがないので、なんとも言えません。相手の運転手と、状況次第でかなり変わるとしか申し上げられません。交渉前に、最低でも最新の通常運賃は確認しておかないと交渉にはなりません。貸切なので、今すぐ出発できる(運転手の客待ちの時間と手間とイライラが省ける)ことをエサに、つるんでない複数の運転手と交渉して比較することをお薦めします。ちなみに、ガラージュハラスターや、ダマス市街中心部の一般的に旅行者が歩く地区には国際乗合タクシーはいませんので、一般のタクシーとしか交渉できません。 ガラージュ・ソマリエへ行くセルビスは、アルハラメインホテルからシュクリー・アルクワトリ通りに出て、ちょっと東に進んだごちゃまんとセルビスが発着する乗り場から乗れます。ガラージュ・ソマリエで通じない時は、「ウトストラード・ソマリエ」と言ってみてください。セルビス屋根上の行灯にも、アラビア語で「ウトストラード」と書いてあります。このセルビスの発地は今現在手元に控えがありませんが、ハラスターではありませんでした。 5 クネイトラの許可書 当日ではなく、訪問日指定でも取れるはずです。金・土の休みや、5月1日メーデー、5月6日殉教者追悼の日などの祝日にも注意が必要です(6日の休みは近年廃止されたかもしれません) ただ、クネイトラ現地の観光客対応が、夕方何時で終わるか知りませんので、こちらもネックになるかもしれません。クネイトラではグループ毎に係員(たぶん内務省)がアテンドします。あそこも役所なので、15時で終了ということも考えられます。 6 これからの季節は朝6時には十分明るいですから、パルミラ宿泊の翌朝、5時くらいから動き出して9時のバスに乗って、13時頃許可書を取ってなら、クネイトラも回れるかもしれませんね。