旅先で出会った日本人が信用できるかどうかは、パスポートを見せてもらうとよい(続)。

旅に出たばかりの人は、自分の旅行経験が少ないと、正直に言います。

でも、海外個人旅行に3回~5回程度の経験がある旅行者は、
旅行経験は少ないのに、自分が旅行通だと思ってしまうものです。

旅行経験が少ないのに、旅行が判った気になるので、
自分の旅行経験を膨らませまくって、大旅行をしたような話をします。

これも、僕は体験で知ってます。
特に現在は、インターネットで旅の話はいくらでも読めますから、
旅行経験がなくても、旅のベテランのような話は、誰でも語れます。

ですから、旅先で出会った旅行者と、旅の話をするときには、
パスポートを見せてもらった方がいいです。

旅行者というものは、自分の旅行の自慢をしたいものですから、
大喜びでパスポートを見せて、ビザ自慢、入国自慢をするものです。

中には、旅の自慢話をするために、パスポートを常に身につけている人もいます。
まあ、これは僕のことですが(笑)。

ところで、この逆を考えるとどうなるか。
つまり、旅先で日本人に声をかけても、
「常識のある人間ならば、声をかけた自分を信用しないだろう」
と、考えられるわけです。

ですから僕は、声をかけて、パスポートを見せて、
「僕もここに来たばかりなんですけど、旅の話でもしませんか?」と声をかけます。

その例としては、ブダペストで日本女性に話しかけて、写真を撮ってもらい、マクドナルドで旅の話をしたこと。
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/europe/buda_palace.htm

>>写真のアングルを考えていたら、河に沿って走る電車から日本人の女性観光客が2人降りてきた。
>>話しかけて、ドナウ川を挟んでブダ王宮をバックにした写真を取ってもらう。
>>1996年のこの時期、ブダペストの治安は悪く、ブダペストには日本人旅行者が沈没している。
>>その中には怪しい人間もいるだろうと考えて、僕はいつもジーンズの左前ポケットに入れてあるパスポートを見せたよ。
>>パスポートを見れば、僕がヘルシンキから、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、チェコ、スロバキアと旅をして、ハンガリーに来たばかりだとわかるからね。
>>話している相手から少しでも疑われているのではないかと感じていたら、気楽な話は出来ないものだよ。

今では、世界各地に日本人がいて、その中にはかなり怪しい人間もいます。
パスポートを見せてもらえば、その人の滞在期間も、旅行経験も、スカッとわかります。

ですから、旅先で出会った人が互いのパスポートを見せ合うのがいいです。
パスポートを見せ合うのが、これからの旅行マナーになるでしょう。

インターネットでも、旅行経験を正直に申告するようにしたらいいんですけどねー。
それでは都合が悪い人たちが、沢山出てくるでしょう(笑)。

みどりのくつした

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