退会ユーザ @*******
09/04/10 14:42

しばらくです

警告板の件についてありがとうございます。この話の出所は、アナ・ファンダーという方の書いた「監視国家」という本の中です。 オーバーバウム橋の近くの露天にて売られていたとの事です。 4年前に刊行された書物ですので、事実であっても既に売り切れかもしれませんね。

また、ご紹介の「観光コースでないベルリン」についてですが、早速ネットで調べてみました。おもしろそうですね! 現在、クリストファー・ヒルトンという方の書いた「ベルリンの壁の物語 上・下2冊」という 本を読んでいます。壁の建設から崩壊までを関係者の証言も紹介した上で時系列に記載された内容です。読み終えたら上記の本を本屋でさがしてみるとします。

さて、この書き込みの当初のタイトルである「オステル」ですが、先日、無事に予約することができました。
改めまして御礼申し上げます。

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1件のコメント

  • 09/04/12 14:45

    Buslinie 245

    ちょっとマニアックなベルリン巡りに便利な(路線)バスのご案内です。路線名は245 Zoologischer Garten とNordbahnhofとを結ぶ路線ですが、とりあえずは地下鉄(U-9)でTorstraßeまで行って、そこで乗り換えるのが良いでしょう。

    Nordbahnhofに向かって走り出すとすぐに左手になにやらいわくありげな建物が見えてきます。高い塀の上には有刺鉄線が張り巡らされ、ところどころに監視塔もある... ここがベルリンでも有名なMoabitの刑務所で、カール・リープクネヒト、ローザ・ルクセンブルクもここに投獄されたことがあり、あるいは失脚、モスクワへの逃亡後ホーネッカーが収監されたところでもあります。

    しばらく進むと右手に中央駅 Hauptbahnhofが見えてきます。まだ周囲には何も建物がありません。

    中央駅を過ぎてすぐに橋を渡りますが、この運河が東西ベルリンの境界線です。境界線は厳密には西ベルリン側の岸と水面にあります。

    橋を渡る手前、進行方向左手にある建物がべりリンに現存する最古の駅舎、ハンブルク駅です。駅としては早くに閉鎖され、第二次世界大戦、ドイツの敗北後は占領軍の勘違いでながらく西側から立ち入りができなかったかっての駅舎は80年代半ばに美術館として活用されることになり現在に至っています。

    運河を渡る橋はかって東西ベルリンに数か所あった境界線通過点のひとつ、いまはその痕跡を見つけることは困難ですが、そのような壁や境界線、施設の跡を記録した書籍もあります(その後失われた痕跡も多いですが)。

    「東ベルリン」に入ってすぐの建物が連邦経済省 BM für Wirtschft。DDR時代は党・政府高官用の病院、もっと昔はDDRの最高裁が入っていたこともあり、50年代の政治裁判の舞台でもあったところです(この関連でW.Jankaの「沈黙は嘘」平凡社 絶版、Amazonなどで中古で入手可をお勧めします)。

    やがてバスはInvalidenstraßeとChausseestraßeの交差点にさしかかります。交差点を左に曲がると市電の折り返しループを過ぎてLiesenstraßeを右手に分岐しますが、ここにもかって境界通過点がありました。

    InvalidenstraßeとChausseestraßeの交差点を右に曲がるとしばらくして劇作家ブレヒト(「肝っ玉お母」、「三文オペラ」)が最後に暮らした家があります。その近所の墓地にはそのブレヒトの墓があります。墓地とブレヒトの家の間の敷地にはカール・リープクネヒトの弁護士事務所であった家が戦争で破壊されるまで
    建っていました。その向かいにはベルリンの工業王 ボルシックの家がいまも建っています。

    InvalidenstraßeとChausseestraßeの交差点を過ぎるとすぐにバスは路地を左に入りますが、その直前、右手にある建物(Invalidenstraße 115)がかってHotel Newaのあった建物です。空襲と市街戦で大きな被害を被ったベルリンの旧市街には国内外の重要なお客を迎えることができるホテルがなく、そのほとんどがここに宿泊しました。70年代から80年代にかけてPalasthotel、Hotel Unter den Linden(この二つは現存せず) Hotel Stadt Berlinなど中心部に新しいホテルが建設されてからは、主要国からの国賓の宿泊はそれらのホテルに移りましたが、Hotel Newaは壁が崩壊するまで営業を続けていました。

    バスの終点はかってシュッテティン駅 Stettiner Bahnhofと呼ばれた長距離、中距離駅の敷地にあります。バスを降りるとすぐに2006年に復活した市電の停留所が見え、地下にはS-Bahnの駅もあります。この市電に乗ればBrunnenstraße(U-8)、Eberswalder Straße(U-2)、Frankfurter Tor(U-5)などの乗り換え駅に行くことができます。Frankfurter Tor駅周辺のソビエト様式のビル群は一見の価値ありです。

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    退会ユーザ @*******
    09/04/12 15:37

    早速 googleマップで調べてみました。

    地図とコメントを照らし合わせて地図を追ってみました。 時間があればそのバスに乗ってみたいです。
    また、先日ご紹介いただいた本「観光コースではないベルリン」についてですが、あさっての休みにでも探しに行くつもりです。  
    先ほど読んでいたクリストファー・ヒルトン著の「ベルリンの壁の物語」の下巻を読み終えました。壁についての知識をかなり付けられました!東ベルリン内には西ベルリンの「飛び地」が約10箇所存在したことをこの本で新たに知りました。アイスケラー・シュタインシュテュッケンなどです。
    チェックポイントチャーリーと似た検問所のブラボー・アルファについて質問があります。
    アルファはベルリンから近いので訪れようかと思ってるのですが、体験談お持ちでしょうか?