定番 グリンデルワルドとツエルマットについて

以上2箇所とそこに雪が無かった時に チロルのスチューバイタール(氷河・・・インスブルックから)の3箇所しか知りませんが・・・。

雪質についてはその年の気候でずいぶん変りますが風が吹かず高度が高くて気候が安定している古くからの有名スキー場がコストを考えなければやはり安心なようです。 なぜって戦前の金持ちはスキーを冬の日光浴と考えていたのでこの条件に当たらないスキー場へは行かなかったのですから。

戦後若い人がスキーを楽しむようになって開発されたフランスのスキー場はですから高度が高すぎて木が少なく風が吹くとお手上げ・・・なんていうと叱られるかもしれませんが・・・。

ですからスイス、オーストリア、イタリアのドロミテ(正確にはアルタバディア・・ドロミテはオーストリア領だった時代の南チロル・・・からの呼び方で日本の古いスキーヤーが好みます)が これにあたります。

いずれもコースが長く初級から上級までいろんな楽しめるコースがあり混んでいても混んでいない・・・つまりほとんど待たずにのれるロングリフトやロープウエイ、ティーバー(実はこれが長くて急なのがあるので少々難物です)がふんだんにありますので タバコではありませんが
<滑りすぎに注意しましょう>

ゲレンデ(ピステ)は広く 上級でも幅が日本のコースの3-4倍位、周囲の景色も大きいので志賀のジャイアントクラスでもそれほど急に感じない・・・くらいです。 

例えばツエルマットのクラインマッターホルン直下からイタリア側チェルビ二アまで標高差2千メートル以上のコースが先まで見えるのですから足元がかなり急(らしい)でもナナメにいくらすべっても端に行かない・・・くらいですから余裕?で滑れます。 わが奥さんはスキー歴30年でも万年ボーゲン派ですがチャント一緒に滑りました。

いわく置いてかれるから必死だったといっていますが 後で見ている私に言わせれば雪と斜面がいいせいかクリスチャニア?で滑ってそうそう送れずについてきました。 面白いのは先行上級組にそれほど遅れずに追いつくのですが仲間の顔を見たとたん足を開いてクラシックなボーゲンスタイルになることです。 

このコースはガリガリの場合は要所要所に人口雪設備があるので安心です。もっともツエルマットのガイドに聞くとテオドール峠越えコース(こちらの方がイタリア側に降りる初めのところがだいぶゆるい・・ケドすこし狭い)をとるとチェルビにアの町に入る前が日当たりが良くてテラテラになるから・・ロープウエイの左から降りるほうが・・・と教えてくれています。

グリンデルワルドもそうですが意外と寒くありません。日本と違って湿度が少ないせいでしょうか アノラックの中さえしっかり着ていれば大丈夫です。 

お宿ですがこれはヨーロッパどこでもそうですが 基本的に6泊・・1週間単位なのがわれわれにはややつらいところです。

1月中ならうまく見つければ ツエルマット3泊 グリンデルワルド3泊・・本とはどちらかを4泊が、という事も出来ますが・・・。
ツアーで探すのはまず難しいでしょう。 

コースはよく出来ていてスケールの割にはリフト、ロープウエイ、登山電車は安い?ようです。1日100フラン前後ですが 標高差(滑走距離ではなくて)1800-2000メートルを何度でも乗れるのですから・・・。

もうひとつ各スキー場の食事や飲み物は下界と値段は同じです。 食事代が高い・・といわれますが 本日のスープ(ドンブリのような器で)
で付け合せのパン・・お変わり自由、で 12-3フランなら上越の生ぬるい肉うどんよりよほど安い・・・と感じました。

なお スイスのホテルのシングル料金は基本的にツイン利用の1人分の2割り増しぐらいです。 7-8年前から 年のせいもあって日本でのスキーがつまらなくなってきています。 

カラダに楽なヨーロッパスキーをオススメします。

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1件のコメント

  • スイス

    私も以前夏に、ヴェンゲンのレジーナに宿泊して、登山電車で、あの辺界隈を巡りました。レジーナは眼前にユングフラウヨッホが迫り、ビューでは最高の宿でした。グリンデルヴァルド方面は大型バスが入っているということで、人で混雑を予想して行かなかったのですが、左半分、及びラウターブルネンからミューレンっていったっけな、シルトホルン行きのロープウェイ乗り場のある村を散歩しました。ただ、ロープウェイはめちゃくちゃ値段が高かったので、パスしました。ミューレンの麓カフェで昼フォンデューたべました。

    夏のアルプスは、グリンデルヴァルド界隈をのぞき、村々はどこも非常に閑散としてました、冬になると、あの辺一帯がスキー場になってにぎわうのでしょうね。あの登山電車が実質リフト(?)のかわりになって、スキーパスで乗り放題になるのですか。あの辺は、数年前に一度訪れて地理を学習してますから、感覚がなんとなくあって、全然しらない銀世界に行く場所よりは、なんか安心感がありますね。

    ぼうふらおじさんは、もっぱらスイスなのですか。天候が安定的なのはいいですね。さて、あの辺は冬は基本6泊が最低なのですか?夏にヴェンゲンに泊まった時は、たった1泊か2泊だったように思います。でも、折角スイスまで遠征するなら、そのぐらいは居たいですね。


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    ドロミテ/南チロル

    先ほど書き忘れましたが、ドロミテは旧オーストリア領の南チロルというお話を伺いましたが、南チロルは、確か、いつかの戦争で山の形が変わるほどの激戦地だったところで有名な所ですよね?また、ちょっと前に報道で評判になったアイスマンのミイラが出てきた所ですね。