ヨーロッパTC事情

遅くなりました。
帰国しましたので簡単に報告します。

今年4月から5月の時点では、以前に比べてTCの両替事情は大幅に悪くなったという印象を受けました。
ウィーンでは、空港（入国前）のアメックス公式両替所で2％手数料を取られます。
かつてAmexのオフィスで、無料で換金できたはずのケルントナー通りの両替所は別のチェーンに鞍替えしており、5％（1000ユーロ以上だと確か4％）手数料を取られました。
Erste Bankはもっとも良心的で、1200ユーロのTCを9.5ユーロの手数料で両替してくれました。
ですので、どうしてもオーストリアでTCを使いたければ、空港のアメックス両替所である程度両替し、残りはErste Bank（市内各地にあります）で両替をお願いするのがいいでしょう。

ベルリンでは市内各地のシティバンクで無料で両替できますが、一度で400ユーロまでしかできません。
同一の日に別のオフィスで両替できるかどうかは不明です。
いずれにしてもシティバンクのオフィスもあまり数が多くなく、またその他の銀行は特に観光地を一歩はずれるとTC両替自体を扱っていないところがほとんどなので、あまり頼らないほうがいいと思います。

フランスではまだ今年4月の時点でも、郵便局ならそのような制限なしにTCを無料で現金化できました。
ただしすべての郵便局ではなく、規模の大きな所でしか扱っていないようです。
地方都市なら市内の全郵便局のうち、TC両替ができるのは1，2か所だけです。
TC非取扱の郵便局に行った場合、どこで扱っているか教えてくれると思いますが。
シャルルドゴール空港には今回は行っていませんが、昨年時点では第一ターミナルなら出てすぐの場所にAmexの両替所があったはずです。
これが現在もあるようなら、空港、市内ともに無料で現金化できることになりますので、フランス旅行では引き続きTCは使えないこともなさそうです。

なお、どの国でもTCをそのまま支払いに使えることは稀のようです。

レートと安全性から、TCは確かに役には立つのですが、ここまで使い勝手が悪いと、キャッシングなど別の手段を考えたほうがいいかもしれません。

Re: ヨーロッパTC事情

Esplanade さん

お帰りなさい。詳しいレポートをありがとうございます。

わたしもこの９月にまたドイツとイタリアに出かける予定なのですが
どうしたものかと迷っています。

citibank でユーロ定期を組んでいるので、それをTCにしたいんですが
この状態だと、ちょっと考えてしまいますね。
それにこの先どうなるのか、お先真っ暗みたいですし。

いっそユーロが高めのときを狙って、日本円にしてしまうべきなのかも。
やはりもはやTCは支えない、と思った方がいいのかもしれませんね。
わたしもカードを使うことを本気で考えてみます。